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モーター スポーツ コラム 2018年10月17日

最強チャンプ、坪井 翔選手

今日も今日とてプッシュ&ルーズ by 高橋 二朗
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先週末の世界耐久選手権第4戦Fuji 6hは、トヨタさんの圧勝でしたね。7号車と8号車の戦いは、見応えがありました。

そして、併催の全日本F3選手権シリーズの最終イベント、第18戦と第19戦が行われて、ようやく長かったシーズンが終わりを告げました。チャンピオンはすでにご存知でしょう、2週間前のスポーツランドSUGOで行われた第15戦で富士を待たずして坪井 翔選手が2018年のチャンピオンに輝いています。彼の所属するトムスは、チームタイトルに加えてエンジンチューナーのタイトルも獲得、全日本選手権のすべての栄冠に輝いているのですね。そして、今シーズンは、トムスのドライバーだけが優勝した。坪井選手が全19戦中17勝。チームメイトの宮田莉朋選手が2勝。坪井選手は、12連勝という記録も樹立。
何から何までトムス&坪井選手のシーズンでした。

国内におけるFIA F4の初代チャンピオンからF3へステップアップした坪井選手は、3年目で頂点に立った。しかし、初年度から大活躍できたわけではなかった。2016年はルーキーとして表彰台の常連となったけれど、優勝できず。2017年は、序盤でポイントを獲得できないレースがあり、ようやくシーズン中盤から勝てるようになり、連勝するものの、レース中のファステストラップを度々ライバルに奪われ、涙を飲んだ。そして、迎えた3年目、ここで結果を出さなければ(チャンピオンを獲らないと)後はないというプレッシャーを与えられて開幕戦から優勝。第6戦、第7戦でチームメイトに連敗するも、その後は、まさに破竹の12連勝。

国内のみならず、トムスチームのレベルの高さは世界にその名を轟かせて居る。トヨタ系の若手ドライバー育成を担っている。このチームを経て第一線で活躍するドライバー達は多い。特にスーパーフォーミュラにおいては、トムスのF3から巣立っていないトヨタ系のドライバーを見つけ出す方が難しいほどだ。

トムスのこのところの育成期間?!は3年。
坪井選手は来シーズンにステップアップすることが確実視されているけれど、現時点ではまだどのカテゴリーのどこのチームかは定かではない。熱心なモータースポーツファンの皆さんならすでに目星はついているのではないでしょうかね?

さあ、2018年のモータースポーツシーズンも終盤です。
今週末は九州のオートポリスでスーパーGTの第7戦です。最終戦に向けてとても大事な一戦となること必至。

高橋 二朗

高橋 二朗

日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

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