吉報あれこれと週末SF

先週末は、国内では全日本選手権レベルのレースがなくて、久しぶりにお休みでしたけれど、海外から吉報が二つもたらされましたね。

一つは、イタリアのF1GPと同時開催のF2で牧野任祐選手が初優勝。それも、レース1の14番ギリッドからトップに立ってそのまま優勝という快挙。チームのタイヤ選択＆作戦面も決まって、の勝利。これまで思うように結果を出せなかった彼にとっては、とても嬉しい1勝となったわけです。「牧野ここにあり」をアピールできた勝利。

そして、二つ目は、アメリカのインディカーシリーズ。佐藤琢磨選手が今季初勝利。こちらもグリッド20番手という後方からの作戦勝ち。久しぶりに開催されたポートランドは、一周2マイル弱、1分を切る短めのロードコースで抜きどころがないので、トップグループは違ったピットイン、燃費走行作戦で得た勝利だったとのこと。

今週末は、全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦、岡山。シリーズも残り2戦となりました。今シーズンは。これまで3人のドライバーが優勝をしているのみ。開幕戦で勝って、第2戦の決勝中止を挟んで第3戦で2勝目を記録した山本尚貴選手。完全に流れが彼に…と思っていたら参戦2年目のニック・キャシディ選手が第4戦でポールtoウィン、初優勝し、次戦で3位に入ってポイントランキングでトップに立った。ディフェンディングチャンプの石浦宏明選手が第5戦を制してチャンピオン争いに名乗りをあげてきた。だんだんとチャンピオン候補は絞られつつあるのだけれど、岡山の結果如何でまだ混沌とする可能性もある。だから、週末の一戦は重要性が高まる一戦。2016年から2レース制だったけれど、今回は、通常のレース形式に戻されて、68周の一本勝負。ミディアムとソフトの2スペックタイヤを使用するのは初めて。そして、Q3では、2回のOTS（オーバーテイクシステム）を使うことができることとなった。これによって、当地におけるコースレコードがどれだけ短縮されるか楽しみ。いよいよ2018シーズンも大団円を迎えつつあります。

中国地方は、度重なる台風、豪雨災害で多くの方々が被災されていますね。
台風21号の影響も心配されます。サーキット周辺でも地方自治体から避難準備が指示されていました。甚大な被害が出ずに台風が通過することを祈るばかりです。
※9月4日に執筆された原稿をそのまま掲載しています。この度被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。

最後にお知らせです。
大会のスケジュールが変更されて、決勝レースの放送開始時間が30分早くなるそうです。9月9日は、午後1:30から生中継開始です。

スーパーフォーミュラ2018 第6戦 岡山国際サーキット【予選】
9月8日（土）午後3:00～ J SPORTS 3 生中継/LIVE配信 »放送予定 »配信ページ
スーパーフォーミュラ2018 第6戦 岡山国際サーキット【決勝】
9月9日（日）午後1:30～ J SPORTS 3 生中継/LIVE配信 »放送予定 »配信ページ