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前回のフィンランドでは各クルーがタイム調整する余裕がないほど緊迫した試合で、ドライバーとマシンの力がフルに発揮され久しぶりに緊迫した勝負でした。リーダーボード牽引者のオジェとヌーヴィルの一騎打ちでなく、タナックとオストベルグのトップ争いに加えて不調だったラトバラの猛追撃は見るべきものがありました。ファクトリーカー12台の大半がリタイアなしで最終日を迎えたこともこれまでにないことです。地元のトヨタ・チームのポディウム独占もありうると思っていましたが、1、3位は大成功です。パッドンの復調気味はヒュンダイにとって朗報です。しかしミケルセンの低迷は心配です。ヒュンダイ4人組からの3人選びはこれからもナンダン監督の悩みの種は続きます。
フィンランド終了後のポイントはヌーヴィル 153、オジェ 132、タナック 107、ラッピ 70、ソルド 60、ミケルセン 57、ラトバラ 55、エヴァンス 52、オストベルグ 48、となっています。メーカーポイントではヒュンダイ 228、フォード 202、トヨタ 201、シトロエン 153となり上の方が詰まって来ました。まだ5戦残っています。
ラリー・ドイチェランドはレース王国のドイツの中にあって国際的なラリー自体の開催が遅れていた事情もあり、それほど歴史は古くありません。3つのローカルラリーを併合したことでその特徴を出しています。初日はモーゼル地方のぶどう畑の直線とヘアピンの複合コース。2日目はよく知られたザール地方の広大な軍用車両の試験場。ここでは戦車止めのヒンケルシュタインと呼ばれるブロックに注目。最終日は高速林間道路の組み合わせになっています。今年この主催者での開催は36回目、WRCになってから16回目になります。ターマック戦ですが路面はそれぞれ異なり久しぶりの路面でサスなど調整しながらの走行となりましょう。欧州も異常な暑さとも伝えられていますが一方雨天でのターマック走行はとんでもないことが起こる可能性があります。
メーカーチームのドライバー構成はフォードがオジェ・エヴァンス・スニネン、ヒュンダイがヌーヴィル・ミケルセン・ソルド、トヨタはラトバラ・タナク・ラッピ、シトロエンが2台でオストベルグ・ブリーンとなっています。
ここではオジェとヌーヴィルの一騎打ちが見られるでしょうが、北欧ドライバーで固めたトヨタの3人はターマック不得意ではないのでポディウム争いに充分参加できるでしょう。
ラリー概要は下記のとおりです。
| SS本数 | SS km | Liaison km | Total km | |
|---|---|---|---|---|
| L-1(8/16-17) | 7 | 103.46 km | 424.12 m | 527.58 km |
| L-2(8/18) | 8 | 150.12 km | 303.82 km | 453.94 km |
| L-3(8/19) | 3 | 72.18 km | 168.19 km | 240.37 km |
| Total | 18 | 325.76 km | 896.13 km | 1221.89 km |
福井 敏雄
1960年代から欧州トヨタの輸出部員としてブリュッセルに駐在。1968年、トヨタ初参戦となったモンテカルロからラリー活動をサポート。トヨタ・モータースポーツ部のラリー担当部長、TTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)副社長を歴任し、1995年までのトヨタのWRC圧勝劇を実現させた。
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