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行って来ます。
ル・マン24時間レース。
そう、もうル・マンウィークなのです。一年は早いものです。
今回が20回目くらいのル・マン詣。<くらい>って、自分の取材回数が定かでないのは、お恥ずかしいですが。まあ、そのくらいです。
1983年から10年連続で通って、その他の3回連続が2回かな。そしてJ SPORTSさんと3度目。ということは19回目? もう一回くらい行っているので、やっぱり20回目かな。
まあ、いいや。
今年こそ、トヨタさんが日章旗を掲げてくれると、期待大です。
1991年に初めて、マツダさんが総合優勝して君が代がル・マンに流れ、2004年にAudi Sport Japan Team Gohが勝って2度目の君が代を涙しながら聞きました。今年は、3度目を聞きたいので、トヨタさん宜しくお願いします。
1995年に関谷正徳さんが日本人として初めて総合優勝。荒 聖治選手が2004年。ルマンで優勝した日本人はまだ2人なのですね。トヨタの7号車と8号車にはどちらにも日本人ドライバーが居るので、3人目になる可能性も大ですね。
さて、ハイブリッドマシンを引っさげて参戦するトヨタは、今年の大本命なわけですけれど、WECがどのような性能の均一化をするのかによって、どれだけの優位性があるかが決まるのです。しかしながら、1週間前のテストデーの結果を見ても、それほど大きなアドバンテージはあるようには思えませんね。つまり、楽に勝たせてくれる状況ではないということですね。
ル・マンにおいては、運も大事であると思いますよ。
昨年を例にとれば、トヨタさんは、予選終了までは、とても良い流れだった。しかし、その後、運が悪いとしか思えない負のパワーに包まれてしまった。一昨年だって、勝利を手中に収めたと思いきや…。あの中嶋一貴選手の「ノーパワー」ですよ。
先月に行われたトヨタさんのル・マン24時間参戦事前説明会では、とことんネガティブ要素を潰して、万一クラッシュしても、ドライバーがなんとかピットまで戻れるような訓練も積み重ねてきたと行っていました。
トヨタさんは、今回唯一のハイブリッドマシンとして、見えない敵と向かい合って、勝利を目指すというル・マン史上初めてと言って良い戦いを演じなくてはならないのです。
頑張れ!トヨタ!
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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