オイ、お前乗ってこい！

残念でした。
勝てた。でも勝てなかった。
これが、菅生のレースの恐ろしさ。
スーパーフォーミュラ第3戦。圧倒的なパフォーマンスの高さを示した小林可夢偉選手。レース序盤から積極的に攻めでトップに立つとそのままゴールまで突き進むと思われた。しかし、菅生の魔物は可夢偉選手を…。
チーム監督の一瞬の迷い。
馬の背コーナーで起きたアクシデントの処理のためにセイフティカーがコースイン。その瞬間にピットウォールのKCMG土居隆二監督は可夢偉選手にピットインの指示を出そうか躊躇した。その間に可夢偉選手がホームストレッチを通過、背後にいた数台がピットインを果たす。それが、山本尚貴選手であり。中嶋一貴選手だった。2位フィニッシュしたニック・キャシディー選手は、5周してピットイン、タイヤ交換を終えていた。

さて、その可夢偉選手は、ルマン24時間レースのテストデーに参加すべくフランス、ルマンに飛び立っています。

24時間レースといえば、今週末に富士スピードウエイで50年ぶりに24時間レースが行われます。スーパー耐久シリーズの第3戦として開催されます。

近年、J SPORTSのMプロデューサーは、24時間レースマニアと化しています。
何故か。半ば、ヤケクソか。（失礼、言葉がお上品ではありませんでした）

ルマンはもとより、デイトナ、ニュルブルクリンク、そして富士。噂では、スパ-フランコルシャン24時間へも触手を伸ばそうとしているらしい。お付き合いさせていただきますよ。

その富士24時間レースがかつて開催されたのは、1967年。富士スピードウエイがオープンしたのが1966年ですから、翌年に24時間レースを挙行したということです。計時システムは現在のようにデジタルシステムではないわけですから、大変でしたでしょうね。

こんな話を聞いたことがあります。
ドライバーさんが疲れてピットインするとピットではスタッフが皆寝ていた。まずは、ドライバーさん自身でマシンを降りて、メカニックさんを叩き起こすことから始めなくてはならなかった。
また、
「ドライバーさんが疲れたから、オイ、お前乗ってこい！って言われて、レーシングスーツに着替えて、ヘルメット被ってコースインして何周か走りましたよ」
つまり、メカニックさんがドライバーさんの代わりに走行していたというのです。これって、嘘？。ルール違反であるのは当たり前ですが、日本において、近代のモータースポーツがスタートして間もない時期の笑い話？。先日、その人物にお会いしたので、代わってドライブしたことは事実であると確認が取れています。ハイ。

J SPORTS モータースポーツPR担当　追記

二朗さん、スパ-フランコルシャン24時間の生中継やりますよ！ 引き続きお付き合い宜しくお願いいたします！！ 皆さんもご期待ください。

【世界三大耐久レース！スパ・フランコルシャン24時間レース2018】
[Part1]スタート
7月28日（土）午後11:00～深夜2:30　J SPORTS 3 ＜生中継＞
[Part2]ゴール
7月29日（日）午後9:00～深夜0:30　J SPORTS 3 ＜生中継＞