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先週末のモータースポーツジャパン2018フェスティバル イン お台場は、荒天のために土曜日だけの開催、それも予定の閉会時間を早めてファンの皆さんにお帰りいただかなくてはなりませんでした。主催者であるNPO法人 日本モータースポーツ推進機構の理事の一員としてお詫び申し上げます。風速15m以上の強風が予想されていたために、緊急判断をせざるを得ませんでした。1日のみ、それも短時間の開催にも関わらず、約45,000人の来場者数を記録しました。ありがとうございました。
さて、土曜日の夜にトヨタ自動車さんからのお誘いで特別試写会に参加しました。
久しぶりに4輪モータースポーツを題材とした邦画です。1980年代の半ばに制作された当時に国内トップフォーミュラ、F2を題材とした「F2グランプリ」以来じゃないでしょうか。
題名「Over Driveオーバードライブ」
ラリー競技が題材です。
ラリー自体、とてもドラマチックな競技です。サーキットモータースポーツや他の競技でもドラマチックでないというわけではないのですが、複数日競技は続き、その間にトラブル、アクシデントなどが度重なるわけです。それを克服してこそ完走、そして勝利を手にできる。モータースポーツは筋書きのないドラマと称されますけれど、その最たるものがラリーです。チャンスがあったらラリーのスタッフとして加わることをお勧めします。苦しいし、辛いことも多々あります。しかし、完走できて、好成績を得た時の充実感たるや言葉では表現できません。
この小欄で何度か書きました。
1983年から4年間当時の世界ラリー選手権最終戦、RACラリー(イギリス)に某自動車メーカーのセミワークス(自分たちはそう思っていました)チームスタッフとして参加していました。今回の映画の劇中で起こったトラブルと同じアクシデントに襲われ、スペシャル・ステージ(SS)の出口でチームの競技車を待っていても予定の時間にフィニッシュせず、ここでタイムアウトしてリタイヤかと思っていると、ギリギリで出てきた。しかし、ブレーキに大きなダメージを負っていた。応急処置をしてなんとかその後、いくつかのSSをクリアー。サービスポイントに無線で状況を伝えて作業の準備を整えてもらい、その場でできる最大限の処置をメカさんたちが懸命に行ってくれて、最終日にはなんとかブレーキも直り、ゴールすることができたのです。
映画を鑑賞しながら、当時を思い出した。劇場の暗い中だったから恥ずかしながら、大泣きしてしまいました。
モータースポーツの醍醐味、ラリーというドラマを十分に堪能していただける映画です。鑑賞をお勧めします。
6月1日ロードショーです。
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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