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モーター スポーツ コラム 2018年3月20日

本場所迫る、連合稽古の様子

今日も今日とてプッシュ&ルーズ by 高橋 二朗
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100号車

先週末は、スーパーGTの連合稽古取材のために岡山国際サーキットへ行ってまいりました。心配されていた天候も好転して土曜、日曜日の二日間は良い天気でした。まだ、風が冷たかったのですが、コンディションは良好でした。

さあ、GT500=幕内の前頭以上の力士を揃える各部屋=チームの独自稽古の仕上がり具合をこの連合稽古=オフィシャル合同テストで文字通り[ガチンコ]で確かめるわけです。同じ土俵=サーキットで、同じ間合での稽古ですから、ここで開幕戦へ向けての勢力図が垣間見えてきたのです。

立会いの速さとしては、ホンダ一門が印象的。REAL部屋がズドンとぶちかまして土曜日、初日の第1セッション(午前)でトップタイムを叩き出し。翌日の第3セッション(午前)でもトップ。結局二日間、総合2番手となった。その他のホンダ部屋、力士も仕上がりは良いようだ。そしてファン注目の外国人力士、J.バトン関が、走り込んで、走り込んで何とか遜色ないタイムを叩き出すことができて日本の土俵にも少しずつ馴染んできた。しかし、まだ完全にまわし=NSXに慣れていない感じは否めない。まあ、時間が解決してくれるでしょう。

昨年の優勝杯を手にしたトヨタ一門は、今年もこの時点で各部屋、力士皆がしっかりと稽古を積んできた様子。その中ではLeMans部屋がよかったですね。大嶋和也関は、F.ローゼンクヴィスト関がウルグアイへ巡業に出てしまっていたので、たった一人で二日間を走り切った。なんとトータル193周、730キロ以上を走破。初日の第2セッションでは今回の連合稽古最速1分18秒017を記録。しかし、事前のトヨタ一門テストでは17秒台をマークしているというので、まだまだ。タイムはそこそこだけれど、他のトヨタ一門、各部屋の力士たちは納得の行く取り組みができていないというか、得意技に持ち込めていない様子。

さて、日産一門は…。速さではトヨタ、ホンダ一門から一歩遅れている。
昨年の各場所、特に春場所、夏場所あたりまでの不振とまではいかないまでも、立会いの勢いがいまひとつない感じ。稽古不足とまでは行かないまでも、今年も序盤戦は苦しい展開となってしまうのか、心配。まわし=マシンを見てみると、かなり昨年とは異なっていて、エアロを中心に仕込んできた様子がうかがえます。

今週末には、岡山とは異なる高速セクションが存在する富士の土俵で連合稽古が開催されます。そこでは、岡山の土俵とは異なる勢力図が見られる可能性もある。今回は、相撲中継風でお届けしました。

連合稽古の様子も含め、今年のスーパーGTシリーズをテーマにした【GTV】は、3月31日(土)の午後5:00から初回放送です。

高橋 二朗

高橋 二朗

日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

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