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このブログについて
2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。
(1)Arsenal 5-1 Everton
Barney Ronay、The Guardian紙 【翻訳:桐谷 圭介】
●Arsene Wenger had enjoyed one of his more frantic January transfer windows, the doors of the Emirates revolving like the barrels on a Las Vegas slot machine. On a chilly north London day the fruits of those toils clicked beautifully into place. Most notably Henrikh Mkhitaryan produced a wonderfully deft display of attacking craft, creating three of Arsenal's goals, while Aaron Ramsey rampaged unimpeded in central midfield and scored the first hat-trick of his career.
アーセン・ヴェンゲルは、彼のキャリアの中でも最も慌ただしい1月の移籍市場のひとつを楽しんだだろう。それは、回り続けるラスベガスのスロットマシーンのリールの如く出入りの激しいものだった。そしてノースロンドンの肌寒き日に、それらの苦労の結晶がぴったりとチームに組み込まれた。最も特筆すべきは、気の利いたプレーで攻撃陣を操ったヘンリク・ムヒタリアンで、アーセナルの3ゴールに絡んでみせた。そしてアーロン・ラムジーは、中盤の中央で誰にも邪魔されることなく暴れ回り、キャリアで初めてとなるハットトリックを決めた。
●There were riches all over the pitch. Pierre-Emerick Aubameyang scored on his debut and showed signs of the supercharged speed he still has in reserve, the kind of speed that alters the entire feel of a game, and which Arsenal have lacked in a centre-forward since Thierry Henry left. Behind Aubameyang the re-signed Mesut Ozil played like he had just woken up surrounded by the most wonderful array of birthday presents.
ピッチ上は豪華そのものだった。ピエール・エメリック・オバメヤンは彼のデビュー戦でゴールを決め、彼がまだこれから発揮するであろう圧倒的なスピードを垣間見せた。そのスピードはフットボールそのものの感じ方を変えるもので、アーセナルのセンターフォワードではティエリ・アンリ以来欠いてきたものだ。オバメヤンの背後では、新たな契約にサインしたメスト・エジルが、最高の誕生日プレゼントの数々に囲まれて突然目覚めたかのように躍動した。
https://www.theguardian.com/football/2018/feb/03/arsenal-everton-premier-league-match-report
(2)Theo Walcottの古巣対決
●Theo Walcottのエヴァートン移籍があまりにも急に決まった為、アーセナルのチームメイトにお別れの挨拶を言う機会もなかった。夜遅く、アーセナルの練習場に行ってスパイクなど荷物をごみ袋に入れて、急いでリヴァプールに移動した。
そもそも何故、アーセナルでは戦力外となったのか?
●ターニングポイントとなったのは昨シーズンの第32節、クリスタルパレスに惨敗した試合だった。
●それまで、昨シーズンは基本的にファーストチョイスだった。
●1月のFAカップ4回戦、サウサンプトン戦で怪我から復帰してハットトリックを決めた。
●それからパレス戦までは公式戦で全13試合に出場して、8ゴールを決めて好調だった。
●そのうち、10試合は先発。パレス戦まで7試合連続で先発だった。
●しかし、キャプテンを努めた、あのパレス戦の後、先発起用が1回だけだった。
●途中出場は3回、出場なしは6回だった。
●そして、今季のリーグ戦では出場がわずか6試合、すべて途中からだった。
●完全にカップチームのメンバーとなってしまった。
Theo Walcott、CRY 3-0 ARS(2017年4月10日)、試合後インタビュー 【翻訳:桐谷 圭介】
●"That's not Arsenal at all. We are all disappointed in the changing room, like the fans are. We let them down tonight.
あれは本来のアーセナルでは全くなかった。ドレッシングルームでも皆ガッカリしていた。ファンと同じようにね。皆を失望させてしまった。
●"We don't go out there to lose games, we try and work the best we can. Tonight, it just didn't happen. All we can do is apologise.
僕らだって何も負けようと試合に臨むわけじゃないし、できることのベストを試みているよ。ただ、今晩はそうはならなかった。僕らは謝るしかない。
●"I think they (Crystal Palace) just wanted it more. You could tell. They wanted it more. You could sense that from the kick-off."
向こう(クリスタルパレス)の方が、意欲があったんだ。見たら分かっただろう。彼らの方が貪欲で、それはキックオフの時から皆が感じられたことだった。
問題となったのは内容よりも、この発言だった。キャプテンがこんなことを認めるなら相当やばい?
●試合後にこのコメントを残して、ベンゲル監督の信頼を失ったと思われる。
●相手のほうが試合開始からやる気があって、キャプテンとしてそれを意識するも何もリーダーシップを発揮せず、ただ試合後に問題を指摘するなんて、まさにアーセナルのメンタルの弱さを具現化する行為だった。
(3)West Hamの補強問題
Tony Henry、ウェストハムのDirector of Recruitment(当時)、Daily Mail紙、1月31日【翻訳:桐谷 圭介】
●"We had three and we felt we didn't particularly want any more African players. No reason. It's nothing racist at all. It's just sometimes they can have a bad attitude.
もうウチには3人いたし、それ以上特にアフリカ人選手が欲しくはなかった。理由などないし、何も差別的ではない。単に彼らが時に良くない態度をとることがあるということだ。
●"We had problems with Diafra Sakho. We find that when they are not in the team they cause mayhem. It's nothing against the African race at all.
ディファラ・サコーとは色々と問題があった。彼らのようなアフリカ人選手がチームにいないと思ったら問題を起こしている、ということに気がついたんだ。アフリカの人種ということとは関係なくだ。
●"In what way [is this discriminatory]? It was nothing discriminatory at all.
一体どこが差別的なんだ?全く差別的じゃないだろう?
●"I could say we get offered Russian players. I just find with Russian players that they don't settle in England.
例えばロシア人選手を勧められることもあるだろう。ロシア人選手は結局イングランドに慣れることはないと気がついているがね。
●"It's like Italians. How many Italians come and settle in England? As a club we are not discriminatory at all.
それはイタリア人と同じだ。一体どれだけのイタリア人がイングランドに馴染んだ?クラブとしては、我々は全く差別的ではない。
http://www.dailymail.co.uk/sport/sportsnews/article-5335207/West-Ham-director-sparks-race-row-African-stars.html
尚、ウェストハムのトップチームにはアフリカ人選手が2人、更にアフリカ系ヨーロッパ人選手が4人
●Cheikhou Kouyate (セネガル)
●Arthur Masuaku (コンゴ民主共和国)
●Pedro Obiang (スペイン、赤道ギニア系)
●Joao Mario (ポルトガル、アンゴラ系)
●Angelo Ogbonna (イタリア、ナイジェリア系)
●Edimilson Fernandes (スイス、カーボベルデ系)
Tony Henryの言葉を受けて、Kouyateがインスタグラムにてアフリカプライドをアピール
●"African and proud" =「アフリカ人であることを誇りに思っている」
African and proud? #alhamdulillahforeverything ??????
●チームメイトのMasuaku(masuaku26)とObiang(pedrombaobiang)も愛のコメントを。
Islam Slimaniの獲得が不可能だったワケ
●エヴァートンでも一緒に仕事をした、David Moyes監督はTony Henryを擁護し、移籍マーケット最終日にアフリカ人であるIslam Slimaniを獲得しようとしたことを指摘した。
(Slimaniは黒人ではなく、北アフリカ人なので、同じステレオタイプにされなかったのでは。)
●ところで、Slimaniを獲得できなかった話もめちゃくちゃだ!
●ウェストハムのKarren Brady副会長がThe Sun紙にて連載コラムを書いているのだが、
一度、レスターのVichai Srivaddhanaprabha会長のことをからかったことから、
レスターは一切、ウェストハムと取引するのを断ったそうだ!
●どういう内容かというと、2月にレスターがRanieri監督を解任した頃、Srivaddhanaprabha会長が£50万分のワインとシャンパンを買いに行ったことをBradyが聞いた。
●「こんなにお金持ちなら、いくら監督を解任しても違約金が小銭みたいなものだろうね」とからかった。
そのコラム:The Sun紙
サポーターがまたもや抗議を
●Slimaniの代わりに、ウェストハムは結局プレストンから無名のFW、Jordan Hugillを獲得した。
●サポーターがめちゃくちゃな経営に不満を表し、ブライトン戦でプラカードなどが見られた。
●LIES, LIES, LIES (=嘘、嘘、嘘)
YOU PROMISED US FALSE DREAMS (=お前らが約束した、明るい未来は嘘ばかりだった)
BRADY & SULLIVAN OUT (=ブレイディとサリヴァン、出て行け)
YOU HAVE KILLED US (=お前らのせいで我々のクラブが死んでいる)
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