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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Ben’s Foot! notes 2017年10月19日

Week 10 - 「発音コーナー」を本編に! 事例2: Arsenal

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Week 10 - 「発音コーナー」を本編に! 事例2: Arsenal


ポイント
●英語で必ずしも「文字=音」というわけではないので、文字にとらわれないこと
●強勢を持たない母音、「?」
●都合に応じて、ある音を発音したり発音しなかったりすることもある


カタカナでは確かに「アーセナル」と書くよね。
●事例1で話したことはここでさておく。とにかく、子音で終わるので、最後にあまり「u」を発音しないようにね!
●ご存知の通り、「Arsenal」は元々「工廠=こうしょう」という意味だった。
●そして、「アーセナル」と発音になっているのは、確かに英語の文字通りではあるだろう。
●だが、この「Arsenal」にある「na」を、そのまま「ナ」と発音して本当に正しいのか?


英語では強勢を持たない母音、つまり、その母音をあまり強調して発音しない、というのが多い
●発音記号では「ɘ」と書く音だが、強調を置かない音節では、母音が短い・小さい・弱い音になることが多い。
●全然強調を置かない音だから、あまりはっきり発音しないし、場合によっては省略されることもある。
●元々の音と、その弱さ(強調して発音しないこと)を考えると、日本語では「ウ段」の音が一番近い気がする。
●だから、カタカナ文化を変えられないにしても、私なら、その「na」を「ヌ」と発音するほうが近い気がする。
●「Arsenal」の最後の「a」を強調して発音するネイティブは居ない!


更に、普通は「Arse+nal」の2音節として発音する。「Ar+se+nal」の3音節ではない
●つまり、「se」の部分も、日本語ではそのまま「セ」にされているが、ここの母音は大半のネイティブは全く発音しない。
●この「e」がないと考えると良い。
●だから、敢えてカタカナにするなら、この部分は「ス」で、全体は「アースヌル」が一番近いかな?
●この「e」を発音するとしても、ものすごく弱い「ɘ」として発音する。


だが、現地ではきっと「アーセヌル」で「セ」の音は聞いたことがあると思うんだが?
●恐らく、チャントのときでしょうね?
●歌のメロディに歌詞を載せるとき、「音節」の数が重要だ。(日本語ではまた「文字の感覚」になると思うが、日本語の文字はそもそも「音節文字」だからOK!)
●そして、既存の歌にフットボールの歌詞を載せることが多い、イギリスのチャント文化では、2音節が必要なときは「Arse+nal」とそのまま入れるが、
●たまには2音節では短くて3音節が必要なときはその「e」を活かして、歌の場合だけは「Ar+se+nal」の3音節をそれぞれはっきり発音するパターンも可!

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