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このブログについて
2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。
Week 4 - Rooney, summer transfers, Huddersfield
(1)Rooneyのキャリアを振り返る
●このエピソードにより、Rooneyのキャリアをどう評価するのか、というのを議論する機会が改めて訪れてきた!
●先日、シティ戦で記念すべきプレミアリーグ通算200ゴールを記録した。
●それを受けて、プレミアリーグの現地製作がベストゴール集を公開した。
GOOD:爆発的なティーネージャー
●ゴール集の中で、ベンが一番気に入ったのは2005年のニューカッスル戦のゴールだった。主審に怒り出して抗議した直後に、そのままの勢いで決めた。
●2004年のユーロと、ユナイテッド移籍後初出場のフェネルバフチェ戦の活躍は未だに記憶に新しい。
●ベンの人生で、若いときのRooneyほど活躍を見て興奮したイングランド人選手はGazzaだけ。
●2004年にRooneyが怪我しなければ、イングランドがユーロで優勝できたはず。
GOOD:Ronaldoのサポート役、Ronaldoの後任者
●2007年?09年、Ronaldoが覚醒して初めて点を量産するようになったとき、Rooneyが見事なサポート役を努めて、Tevezとの流動的な3トップでユナイテッドに素晴らしい攻撃力を与えた。
●2009年まで、ユナイテッド加入後の5シーズンではリーグ戦で12ゴール前後、公式戦で20ゴール前後を一貫して決めていた。
●しかし、Ronaldoが居なくなった後の2009/10シーズン、RooneyがそれまでのRonaldoと同じペースでゴールを決めるようになった。リーグ戦で26ゴール、公式戦で34ゴール。
●しかも、そのゴールはすべて3月末までに決めた。3月末のバイエルン戦で怪我しなければ、ユナイテッドはプレミアリーグもCLも優勝してもおかしくなかった。
●怪我の影響で翌シーズンの途中まで本調子を取り戻せなかったが、2011/12シーズンにはまたリーグ戦で27ゴール、公式戦で34ゴールを決めた。
●あの頃は、Ronaldo・Messiの一個下でワールドクラスな選手だった。
BAD:On the pitchよりもOff the pitchでの存在のほうが大きくなった
●ピッチ外での行動が決して万全ではなかった中、2010年にマンチェスター・シティ、2013年にチェルシーへの移籍を実現させようとした。ユナイテッドに対する不満を公に表した。
●しかし、2回ともすぐにユナイテッドと新契約を結んだ。お金が全て、という深い印象を残した。
●MoyesとVan Gaalの時代に、プレー内容や運動量、コンディションがどんどん落ちる中、マーケティングの顔としてステータスがぶれず、クラブの問題を象徴するようになった。
●一旦中盤にコンバートしてもらい、横へのリングフィードばかりでオナニープレー。見栄えは良くて自分は良く移るが、チームの攻撃が進まず、むしろスローダウンしてしまうパターンに。
賛否両論:Rooneyの代表ゴール記録
●ユーロ予選:27試合、14得点
●ユーロ本大会:10試合、6得点
●W杯予選:26試合、16得点
●W杯本大会:11試合、1得点
●親善試合:45試合、16得点
●合計:119試合、53得点
●Rooneyがイングランド代表の歴代得点数を決めたが、本当にRooneyで良いのか?という賛否両論がイングランド国内にある。
●W杯本大会で多くの点を取ったSir Bobby CharltonとGary Linekerと違い、Rooneyは1ゴールにとどまった。
●一方、Sir Bobby CharltonとGary Linekerは 多くのゴールが親善試合だった一方、Rooneyは一貫して予選試合で多くのゴールを取って、いつも本大会出場権の獲得に大きく貢献した。
UNLUCKY:本大会直前にアクシデント
●2004年にRooneyが怪我しなければ、イングランドがユーロで優勝できたはず。
●その期待の中、2006年のW杯前にチェルシー戦で中足骨を骨折した。
●2010年W杯までにバイエルン戦で足首を怪我した。
●2012年ユーロ予選のモンテネグロ戦でレッドカードを貰い、グループステージ第1・2試合が出場停止となった。
●2012年は自分が悪かったが、キャリアのピークで一度も良い調子で大会に臨むことができなかった。
UNLUCKY:「黄金時代」終了後、イングランド代表で唯一のエースに
●代表でブレークした頃、Beckham・Scholes・Gerrard・Lampard・Ferdinandなど、多くの黄金時代選手がまだピークに近かった。
●しかし、Rooneyがピークを迎えた頃、その黄金時代が終わっていた。その世代がもう居なかった、或いはもうベテランだった。
●その為、Rooneyの普段と、Rooneyに寄せられる期待がどんどん大きくなってしまった。
ディープ?:エースを立て過ぎて、そして叩き過ぎる、イングランドの駄目なパターン
●イングランド国内では、特に代表チームに関して、良さそうなときはエクサイトし過ぎてしまう。ブレークした選手や、一回良いパフォーマンスをした代表チームをすぐに褒め過ぎて、期待し過ぎてしまう。
●そして、プレッシャーを掛け過ぎてしまい、最終的に期待外れに終わったとき、叩き過ぎる!
●Rooneyがずっとその対象になって、大変だっただろう。
(2)おもろライター:欲張りの移籍マーケットについて
Barney Ronay、The Guardian紙、9月1日
●The road of excess leads to the palace of wisdom. In which case, as the Premier League unbuckles its belt and lets loose a great shivering belch of satisfaction at the excesses of the transfer window just past, we can presumably expect a state of contemplative calm to settle as the process of digestion begins.
●過度という道こそ叡智の宮殿に通ずる。幕を閉じたばかりの移籍市場で食べ過ぎたプレミアリーグで言うならば、そのベルトを緩め、震えるほど大きなゲップを吐き出して消化の段階に入れば、静観する落ち着きを得られる、ということになろう。
●Perhaps this would instead be the window where the seas boil, discontent rises up and the public finally loses its appetite for this ceaseless inanity of greed; the window where state intervention in the market at Paris St-Germain is finally censured; the window where someone at Arsenal finally decides, just maybe, it is not really working out with Arsene. Or again perhaps it is not.
●もしかしたら、今回の移籍市場で荒れ狂う海に不満が募り、絶え間なく空虚な強欲に人々が遂に飽き飽きしたかもしれなかった。パリSGへの国家の介入に遂にメスが入ったかもしれなかった。本当に多分だが、アーセナルの中の誰かが、結局アーセンでは上手くいかない、と結論付けたかもしれなかった。もしくは、そのどれでもなかったのかもしれない。
●Instead this was the window when something else changed. In terms of excitement, cliffhangers, drama and indeed global impact there is a fair case to be made that the summer transfer window has overshadowed the Premier League season that preceded it. The league may no longer be capable of dishing up races to the wire, of projecting a sense of Europe-wide muscle but, no matter, the window has this.
●それとも、今回の移籍市場で変わったのは他のことかもしれない。興奮度合いや先の読めない筋書き、ドラマ、そして世界的なインパクトを考えれば、この夏の移籍市場は昨シーズンのプレミアリーグそのものを上回ったと言うことすらできるだろう。プレミアリーグは、タイトル争いを最後まで面白く盛り上げることも、ヨーロッパの舞台でその実力を示すこともできないだろうが、この移籍市場ではそれが可能なのだ。
●But then the Premier League has only ever partly been about the football. It is instead the acknowledged master at continuing to happen all the time, at plastering the gaps at the edges with a high-grade football-shaped entertainment product. This summer was the jackpot, a demonstration once again of one area ? dramatic acquisitiveness ? in which the Premier League is undoubtedly world-class.
●となると、プレミアリーグではフットボール自体はほんの一部でしかない。むしろ、話題に事欠かないこと、そして隅々の欠陥を高レベルなフットボールを模したエンターテインメントで覆い隠すことでは、誰もが認めるエキスパートなのだ。この夏はこれまででもピカイチだった。劇的なまでの強欲さ、という分野においてはプレミアリーグが疑いの余地なくワールドクラスであることをまたも証明した。
出典:https://www.theguardian.com/football/blog/2017/sep/01/transfer-window-show-overshadowing-football
(翻訳:桐谷 圭介)
(3)現在3位のHuddersfield Town
David Wagner監督
●ほぼ完全にドイツ育ちだが、父親が米軍の兵士だった為、現役時代はアメリカ代表だった。
●現役時代はマインツでJurgen Kloppと仲良くなり、Kloppの結婚式でベストマンを努めた。
●現役引退後、大学でスポーツ科学と生物学を勉強し、中学校の先生になったが、サッカー指導者免許も取得し、Ralf Rangnickの招待でホッフェンハイムU19の監督に就任した。
●その後、また一旦中学校の先生に戻り、サッカーをやめようとも考えていたが、Kloppの招待で2011年よりドルトムンドU23の監督に就任した。
●Rangnickの連動プレスとKloppのゲーゲンプレスについて直接影響を受け、自分のチームにも浸透させた。
●そのスタイルと、賢い補強によって期待もされていなかった昇格を果たした。
●尚、現在は3試合無失点だが、実はチャンピオンシップでは失点が9番目に少なかった(つまり、特別に少なかったわけではない)。
●また、チームの得点数の14番目だった!得失点差がマイナスな成績で昇格を果たした!
●昨シーズンの終盤、バーミンガムとのリーグ戦ではメンバーを10人も入れ替えて敗れたことが話題になった。そのおかげでバーミンガムが残留することができた。
●しかし、Wagnerは最初から優先しなくて良い試合では割り切って5、6人変えることが多かった。それにより、コンディションを保つことができる。プレミアリーグではまたするかな?
●Wagnerはハダーズフィールド監督就任の話になるまで、ヒースロー空港でのトランジットを除いてイギリスに行ったこともなく、ハダーズフィールドはどこにあるかも知らなかったという!
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