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このブログについて
2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。
Week 39 - Relegation battle
(1)弱気なMoyes
●シーズン序盤から、Moyesの弱気な態度やコメントがサポーターに叩かれる対象となった。
8月21日、ミドルズブラに敗れた試合後コメント:今季も残留争いに巻き込まれる恐れについて
出典:BBC
●"Well, they would probably be right. That's where they've been every other year for the last four years, so why would it suddenly change? I don't think you can hide the facts. People will be flat because they are hoping that something is going to dramatically change - it can't dramatically change, it can't."
●「サポーターが今年も残留争いに巻き込まれるのが心配だというなら、恐らくその通りだろう。ここ4年、毎年巻き込まれてきたので、今年になって突然変わる理由はないだろう。事実から逃げてはいけない。何かが大きく変わると期待したサポーターはがっかりするかもしれないが、状況が大きく変わることは無理だよ。無理だ。」
1月20日、WBA戦の前日会見:冬の移籍マーケットの期待について
出典:the guardian
●"I'd be kidding you on if I said the players we're hoping to bring in this month are going to make a big difference because, first of all, we probably couldn't get that level of player and, secondly, we probably wouldn't have the finances to do that. To suggest that a player we might bring in would be making a big difference would not be correct."
●「もし、今月中に獲得する選手が大きな変化をもたらすと言ったら、皆さんを騙す発言になる。まず、そんなレベルの選手を狙っても来てくれない。そして、来てくれるとしても、このクラブにとって経済的には取れない。だから、今月中に誰かを獲得するとしても、大きな変化が期待できると言ったら嘘だ。」
4月25日、MID戦の前日会見:直近17試合で1勝しかしていなかった。7試合連続無得点も
出典:HITC
●"We have played well in recent games. We have had good moments. We need to stop conceding and score more."
●「最近の試合では良いプレーをしている。良い時間帯があった。ただ、失点を無くして、より多くの得点を決める必要があるだけだ。」
4月27日、16試合で勝利が無かったMIDに敗れた試合後コメント:サポーターの批判について
出典:BBC
●"I'm a football supporter, I know what it's like. You don't like seeing your team lose. There is nobody who wants to win more than me. I am used to winning, I'm not used to losing and I don't want to get used to it either. We are not enjoying it, we are not enjoying losing or the position we are in. Criticism is rightly due, but I wouldn't do it on tonight's performance. Tonight and against West Ham United we played well."
●「私もフットボールサポーターだから、気持ちが分かるよ。チームが負けるのを見て嫌だ。私よりも勝ちたいと思っている人は居ない。私は勝利に慣れている。負けることには慣れていないし、慣れていきたくない。負けることも、今の順位も楽しくない。批判を浴びるのは理解できるが、今日のパフォーマンスは批判できないだろう。今日も、ウェストハム戦も良い試合をしたと思う。」
しかし、サポーターはそれに納得いかず、ミドルズブラ戦中にずっと不満を露わにする
●ミドルズブラに負けた試合の内容にはサポーターがとても満足できたとは言えない。
●むしろ、チームとMoyesに対する不満をずっと露わにした。
●Moyes解任を呼び掛けるコールも、皮肉にもRoy Keane時代を懐かしく思い出すコールもあった。
(つまり、駄目監督と思われたKeaneでも、Moyesよりはましという意味だ。)
(2)しかし、降格の理由はここ数年、積み重ねてきた失敗にある
●又、今季はMoyesが元エヴァートンと元ユナイテッドを中心に、地味な補強ばかりしていて叩かれた。
●しかし、そこには可哀想なところがある。
●シーズン前、Allardyce前監督のイングランド代表監督就任により、急に就任が決まってあまり移籍する時間がなかった。Moyesはかなり移籍に関してゆっくり考えたがる(=躊躇する)タイプなので、夏の移籍マーケットは難しかった。
●就任時はそれが仕方ないとして、1月により前向きの補強ができるとMoyesは思っていた。
●しかし、その後、クラブにお金が無いことが明らかになって、1月もあまり補強できないことが分かり、Moyesはがっかりした。
●放映権料などが高騰したこの時代、プレミアリーグのクラブにお金が無いなんておかしな話だが、
サンダーランドはEllis Shortがオーナーになってから8年半で8回も監督を交代して、全く長期的なプランニングが出来ていないことが原因である。
●特に、Paolo di Canioを監督に、Roberto di FantiをTDに就任させた2013年以来、大型補強と監督交代の繰り返しが続いている。
●2013/14〜2015/16の3シーズンだけで41人も獲得したが、今もチームに残っているのは僅か9人しかいない(「○×」で示している)。その為、今季も新たに13人も獲得した。
●監督を交代する度に、好みの選手も変わるので、大幅なメンバー入れ替えが続いている。
●また、ずっと緊急状態から救ってもらうという形で補強を続けている為、クラブの交渉する立場が弱い。サンダーランドに来てもらう為に、他のクラブよりも高い給料などを提示する必要がある。
●そして、放出するときも、監督が変わった為に不要になった、或いはそもそも短期的な補強だったので年齢的にリセールバリューが無い、という事情が多い。だから放出時の移籍金もロスになる。
●このダメダメなプランニングが降格に繋がるのは、ただ時間の問題だった。
(3)後半:メンタルヘルスを巡る関係者コメント
Mauricio Pochettino監督、スパーズ (既にLennonの家族に連絡してサポートをオファーした)
●"It was someone who played here for nearly 10 years and of course Tottenham care about him. The players, the staff and everyone here cares about his situation."
「Lennonはほぼ10年間、ここでプレーしてくれたので、彼のことを心配しているのは当然だ。選手たち、スタッフが全員、彼のことを心配している。」
Leon Osman (1年半、エヴァートンでLennonと一緒にプレーした)
●"The problem is identifying the people who need help. Players tend to keep things to themselves. But things are changing within football and it's more accepted to come and get help if you need it and that has to be the way forward."
「問題は、サポートが必要な選手を特定することだ。選手は基本的に自分で抱え込む傾向があるからだ。しかし、サッカー界は徐々に変わっており、助けを求めやすくなってきている。」
Arsene Wenger監督、アーセナル (クラブ内で対応することが難しい)
●"Not all the players, even if they feel the need, want to be helped by people at the club. Sometimes you don't want to show your feelings as it could be interpreted as a weakness. I believe that most of the players want help from outside the club."
「サポートが必要だと感じても、クラブ内の関係者には求めたくないという選手が少なくない。弱さの現れとして思われるのが怖くて、あまり表に気持ちを出したくないというケースが多い。大半の選手たちはクラブの外でサポートを願うだろう。」
Adam Smith選手、ボーンマス (スパーズアカデミー出身)
●"We live and breathe football, it's not just our job it's our life and if you are not playing well, or not even playing, it's hard. When you are away from your family and friends sometimes it can be a lonely place."
「選手として、サッカーが全てだ。ただの仕事だけではなく、人生だ。だから、調子が良くないときや、使ってもらえないときは難しい。家族や友達から離れると、孤独の世界になることがある。」
Slaven Bilic監督、ウェストハム (SNSの影響も大きい)
●"One day, you are king the next, you are zero. With social media, you even know what the fans in New Zealand think about you before that wasn't the case. The clubs are trying but everyone that is involved in football should do more."
「ある日は王様のように絶賛を浴び、翌日は駄目者扱いになる。SNSの時代になって、ニュージーランドのサポーターたちにまで世間にどう言われてるか分かってしまう。昔はそうではなかった。クラブは頑張っているが、サッカー界として全力を挙げてサポートする必要がある。」
Steven Pienaar選手、サンダーランド (給料が高いからといってストレスが無いわけではない)
●"I don't think we do get enough support. People think footballers get paid a lot of money but they don't know we are under a lot of pressure every day. As a player you need people around you who will help you and encourage you and are open to listen."
「サポートが足りないと思う。サッカー選手はすごくお金を貰っていると思われるが、毎日プレッシャーも大きいということはあまり知られていない。選手として、周りにサポートしてくれる人、そして悩み事を聞いてくれる人が居ないといけない。」
出典:Sky Sports
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