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このブログについて
2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。
Week 5 - Manchester United 1-2 Manchester City
(1)冒頭
●ベン的に好きなBentekeの大活躍!
●ミドルスブラとのアウェイ戦で、Christian Bentekeがクリスタル・パレス移籍後初ゴールを決めた。
●そこで84分、「お疲れ様」と交代させられることに。
しかし、パレスはあまりFWが居ないよね?
夏にAdebayor・Chamakh・Gayleを放出したし、
新加入のRemyは早速怪我だし、
Wickham・Campbell・Sakoも3人とも現在怪我で離脱中。
●さて、結局誰が代わりに入ったのか?
何と、弟のJonathan Benteke(21歳)が入ってプレミアリーグデビュー!
●Christian Bentekeが4年前にアストン・ヴィラに加入してプレミアリーグデビューを果たしたとき、同じく21歳だった。その時点で既にベルギー代表のデビューを果たしてたし、ベルギー国内リーグでレギュラーとして3シーズンの経験を持ち、通算43ゴールを挙げていた。
●それは、Jonathan Bentekeのキャリア成績を見てみると...
●移籍マーケット最終日に決まった移籍だが、ベルギーの記者もかなり驚いたようだ。
●Kristof Terreur @HLNinEngeland Sep 10
Jonathan Benteke: rated as not good enough by Belgium side Zulte Waregem, now among the 18 of a PL team. Weird #cpfc
「ジョナサン・ベンテケ:ベルギーのズルテ・ワレヘムではレベルが足りないと放出されたが、直後にプレミアリーグのベンチには入れる。不思議だ。 #cpfc」
Het Laatste Nieuws紙の新聞記者のツイート
Pardewの言葉(前日記者会見)
●"He is a young striker with natural talent, and they are not easy to find. This one was because of Christian, really. He highlighted him to us.
「彼は若手FWで才能がある。簡単には見つからないよ。この発見は正直、クリスティアンが紹介してくれたおかげだ。」
●"It was not a big fee so he comes here under no pressure. He is not up to his brother's level yet, he would readily admit that, because Christian is a top-line player. But Jonathan is very enthusiastic and has settled in very well. Hopefully, he might surprise one or two."
「高いお金ではなかったので、全くプレッシャーがない。確かにお兄さんのレベルではないが、お兄さんはトップクラスだから本人もそれを認めるだろう。だが、ジョナサンはモチベーションが高く、早く馴染んできた。うまくいけば相手を驚かせると良いね。」
(2)Reactiveのユナイテッド
Mourinhoの試合後コメントから、Van Gaalの教えを忘れ切れない選手もいるかもしれない?
●"I told them at half-time that some of them were doing exactly what I told them not to do. I had told them never to play a first-station ball [a short pass between midfield and defence] -- it's where City want to press -- but they did it 20 times.
「私が絶対にやってはいけないと伝えていたことを、何人かの選手がそのままやってしまった。『ファースト・ステーション・ボール』は絶対に出してはいけないと伝えていた。ちょうどシティのプレスしたくなるところだから。しかし、20回ぐらいそのパスを出してしまった。
●"I think some of the boys felt the dimension of the game, everything around it, the derby, the focus, the attention. Maybe in the next big game I know who can accept that well; it's very important."
「その選手たちがこのダービーの大きさを感じてしまったのではないかと思う。次のビッグマッチに向け、誰が試合の大きさに飲まれる、誰が飲まれないか分かったかもしれない。それも重要だ。」
※『ファースト・ステーション・ボール』とは最終ライン⇔中盤のショートパスだと思われる。
確かにそのゾーンでもボールを失ったが、正直、ピッチのどこでも失っていた。
●ユナイテッドは確かに、そのゾーンでボールを失ったりもした。
●しかし、あれだけシティにプレッシャーをかけられ、あれだけLingardとMhkitaryanが低いポジションを取っていた中で、あまりパスの選択肢がなかった。
●前線にはIbrahimovicとRooneyが居たが、その2人で中央からスピーディーなカウンターを展開することは難しいだろう。
●Mourinhoのゲームプランはreactiveで、つまりシティを止めることだった。あれだけ前半に主導権を握られたのに、決定機を2つしか与えなかった=ある程度止めたとも言える?!
●しかし、ボールを持っていないときはともかく、ボールを持っているときにユナイテッドは何も出来なかったね。
敢えてreactiveなアプローチにするなら、本当にスイッチが入っていないとダメ。その例として、Iheanchoへの対策。
●Iheanachoがポジションを下げてボールを受けに行くと、ユナイテッドのCB1人(基本的にBailly)がついていく。それ自体は何の問題でもないが...
●4:45 Iheanachoが後ろ向きでFernandinhoから受けると、Blindが反応して寄せに行く。問題ない。
●22:23 状況が分かりやすいシーン。Iheanachoがポジションを下げ、Baillyが寄せに行く。問題ない。
●23:00 今回もまたBaillyがIheanachoへ寄せに行くが、このタイミングは大丈夫かな?良いとしても、今回はNolitoがすぐにBaillyに残されたスペースへ飛び出しするので、Blindなど周りの意識が必要だ。ここでリスクと、ユナイテッドの「スイッチ」の必要性が分かる。
その繋がりで、「スイッチの入った」シティと「スイッチの入っていない」ユナイテッドを比較
●しかし、「スイッチ」と言えば、もちろんシティのほうが圧倒的にスイッチ入っていたよね。
●Goal 0-1: BaillyがIheanachoへ寄せに行くが、今回はシティが珍しくロングボールで攻める。その違いに反応する(どう対応すれば良いか判断する)のにBaillyとBlindは時間がかかるが、IheanachoとDe Bruyneは100%スイッチ入っている。
●15:35 先制点からのリスタート直後。SterlingがShawにプレッシャーをかけ、すぐに奪い返す。
●26:40 Ibrahimovicが後ろ斜めでFellainiへショートパス。攻撃を展開するところのはずだが、Fellainiがボールを受けに動く前にDe Bruyneが後ろからスプリントして奪う
(3)今後の対戦相手は一体どうやってシティを止められるのか?
●シティの全勝が続き、どんどん強くなってきている。GundoganやKompanyが復帰し、Saneが馴染めば、恐ろしいぐらい強くなりそうだが...
●今後の対戦相手にとって、1つ覚えておくべきなのは、シティはこれまでのリーグ戦で必ず失点していることだ。この試合でも、セットプレーの対応が原因だった。
また、これまで4試合に共通なパターンがある!
●シティが前半を支配しても、場合によって圧倒的に支配しても、後半の早い時間帯にリードが不思議にも1点差しかない。そこで不安定になり、ちょっとバタバタ(緊張)する時間帯がある。
●サンダーランド戦の場合は、1-0からリードを伸ばせず、追い付かれた。それ以降の3試合では、2-0リードから1点返され、緊張し出した。
シティ失点後のバタバタ感。42分まで何もなかったユナイテッドは、前半で追い付いてもおかしくなかった
●45:28 (前半) Stonesのパスが短い。Rooneyが奪ってクロス、Ibrahimovic のヘディング。
●46:46 (前半) SagnaとBravo が見合い、Lingardが奪う。Ibrahimovic がダイレクトで打つが力が入らず、Stonesに止められる。(もっと時間があったことに気づけば、決めたはずだろう。)
後半:Liverpool 4-1 Leicesterのトピックス
(4)後半のスタートは、現地から名実況
2-1 ゴール(Vardy)
●前半、マンチェスター・シティの流れで話したGKや、ゴールキックのショートパスにプレッシャーをかけるプレーと言えば、週末のリヴァプール戦でレスターのゴールがちょっとすごかった!
●岡崎がLucasにプレッシャーをかけ、彼のコントロールミスとパニックがVardyのオープンゴールへ。こんなプレゼントはあまり見たことがない!
●その後、2分ぐらい、英語の現地実況解説はショックを隠せず、「何と言えば良いだろう」という状況が続いた。そこでイギリス人らしく、冗談で済ますことに。
39:00 (現地実況のPeter Drury)
●"If you sweep the municipal parks of England tomorrow, Sunday morning, and watch The Dog and Duck playing The Three Horseshoes, you won't see many more ridiculous goals than that."
「明日、日曜日の午前中にイングランドの公園を巡り、『ドッグ&ダック』対『3ホースシューズ』などパブリーグの試合をたくさん観戦しても、これほどバカバカしいゴールはあまり見ないだろう。」
●※『ドッグ&ダック』(犬&アヒル)、『3ホースシューズ』(3つの蹄鉄)は典型的な英国パブ名である。日曜日の午前中、各地で通称「サンデー・リーグ」と呼ばれる草サッカーが行われるが、パブの常連客を中心にチームを組み、他のパブチームと対戦することがある。
(5)Anfieldの拡大
●第4節になってやっとホーム初戦!それに相応しい勝利。スタンドの拡大により、観客動員数が51,232人だった。
●最後にアンフィールドがその規模のキャパシティで試合を開催できたのは、1976/77シーズンのホーム最終戦だった。
リヴァプールがウェストハムと0−0で引き分けることで、リーグ2連覇を決めた試合だ。
出典
●因みに、その翌週にFAカップ決勝戦でマンチェスター・ユナイテッドに負け、国内2冠の機会を逃したが、その4日後にボルシア・メンヘングラートバッハを破り、クラブ初となる欧州制覇を果たした。
●因みに、そのメンヘングラートバッハはこの後(13日の深夜)、CLでマンチェスター・シティと対戦する!
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