デイリーサッカーニュース Foot!

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

最近のエントリー

カテゴリー

アーカイブ

2011/06

S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

このブログについて

2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

その他の試合 2011年06月18日

関東大学リーグ1部第8節 筑波大学×中央大学@NACK5

foot!
  • Line

201106181346000[1]NACK.jpg関東大学リーグ前期は中断まで残すところ2試合。首位の流通経済大から8位の青山学院大まで、わずか5ポイント差の中でひしめきあう、かなりの混戦模様を呈しています。今日も駒沢陸上とNACK5で2試合ずつが開催される中、向かったのはNACK5の第2試合。3勝2分け2敗で6位の筑波大と、1勝3分け3敗の10位と苦戦が続く中央大の一戦。お互いに年代別日本代表経験者を有するなど、タレント的には大学界屈指。ただ、中央大は個人的にも注目していたFWの林容平(4年・浦和ユース)と安柄俊(3年・東京朝鮮)が共に欠場。少し得点力に不安を残すゲームが続いているようです。
中央のキックオフで幕を開けた前半、まず先にチャンスを創ったのはその中央。2分、六平光成(3年・前橋育英)が右サイドをうまく抜け出し、折り返すも中と合わず。5分、澤田崇(2年・大津)、椎名正巳(4年・帝京)と繋いで、大矢雄太(4年・桐光学園)のシュートは味方に当たってオフサイドになりましたが、まずは攻勢に打って出ます。
ところが突然の衝撃。8分、筑波は自陣から谷口彰悟(2年・大津)がフィードを入れると、完全にDFラインの裏を取った赤崎秀平(2年・佐賀東)は二アサイドをぶち抜く豪快な一振り。どよめきに包まれたスタンド。シンプルな形から、あっさり筑波が先手を取りました。事故のような先制ゴールを奪われた中央は11分、細かく繋いで右に展開すると、SB田港周平(4年・桐光学園)が上げたニアへのクロスに六平が飛びこむも、ボールは枠の左へ。さらに15分、18分と続けて澤田がドリブルシュートを放つなど、反撃を見せます。
しかし、またしても赤崎。20分、中央DFのコントロールミスを高い位置で奪った八反田康平(4年・鹿児島中央)は、素早く上村岬(2年・磐田ユース)へ。上村も簡単に縦へ付けると、マーカーより一歩前に出た赤崎は逆サイドへズドン。2回の決定機で2ゴール。筑波がリードを広げました。
止まらない赤崎劇場。25分、石神幸征(4年・藤枝東)のショートパスをDFともつれながら縦に持ち出し、そのままドカン。「1点目で怖くなっちゃったのかなんなのかはわからないけど、付いていけなくなってしまった」と中央の佐藤健総監督も残念な表情。逆に「最近はボールを相手にぶつけてばっかりだったが、今日はまあまあよくコースを見つけられてた」と風間八宏監督。赤崎のハットトリックで、早くも3点差が付いてしまいました。
こうなると、筑波のスタイルも一層の切れ味を発揮。「少し中盤でボールを落ち付けられるようになってきている」と指揮官も認めたように、八反田と玉城峻吾(2年・三菱養和)を中心に巧みなパスワークで相手を翻弄。加えて、35分にはCBの車屋紳太郎(1年・大津)が、44分には右SBの石神が、それぞれロングレンジのスルーパスで好機を演出。隙を見つけたら、どこからでもチャンスを生み出す準備の意識という意味では、やはり他のチームとは一味違う印象を受けました。そして45分、上村の右CKを頭で合わせたのは車屋。「ウチのCBは跳ね返したり、高さを生かしたりすることが必要なポジションじゃないから」と風間監督は笑いましたが、その車屋の高さで4点目。筑波が大量リードを奪って、ハーフタイムに入りました。
後半は「メチャクチャやられたって訳ではない」(佐藤総監督)中央もスタートから前へ。52分、相手陣内でボールを奪うと、椎名のパスから大矢のフィニッシュは枠を捉えるも、筑波GK三浦雄也(4年・中京大中京)がセーブ。53分にも、大矢のパスを受けた椎名が1人かわして放ったシュートを三浦がキャッチ。54分にはビッグチャンス。木下淑晶(3年・作陽)の縦パスを田仲智紀(3年・浦和ユース)がダイレクトで落とすと、澤田がフリーに。しかし強振したボールはクロスバーとポストの角に激突。1点を返せません。
こうなると、ある程度は余裕を持ってゲームをコントロールしていく筑波にもチャンス到来。56分、曽我敬紀(3年・横浜FMユース)が玉城とのワンツーからGKとの1対1を迎えるも、シュートはゴール右へ。65分、古谷真悟(4年・橿原)の縦パスを上村がワンタッチではたき、八反田のシュートは中央GK岡西宏祐(3年・山梨学院大附属)がセーブ。71分には谷口のスルーパスを、赤崎がスライディングで左へ送り、曽我の巻いたカットインミドルは右ポスト直撃。再びペースを引き寄せます。
中央も71分に最後の交替カードとして奥山慎(3年・帝京)を送り込み、4-4-2にシフトして、最後の勝負を挑みます。しかし、直後に生まれたゴールも筑波。73分、赤崎からボールをもらった玉城はタメてタメてラストパス。回り込んだ赤崎のフィニッシュが左隅に突き刺さり、ダメ押しのダメ押し。「赤崎が入れただけでしょ」ととぼけた風間監督も、「今までは90分の中でいい所が出るのは5分か10分だったけど、それが60分くらいになってきたかな」と一定の評価を与える内容と結果を得た筑波が、5-0という大差で完勝を収める結果となりました。
筑波の素晴らしい所は、少し前述しましたが、GKも含めた11人がピッチのどこにいても、常にチャンスの萌芽を探し回っていることでしょうか。「まずは遠い所から見ていければいいよね」と風間監督も触れたように、繋ぐスタイルの中でも遠い所に穴が開いたら、最終ラインからでもそこを突きにかかる意識の高さは相当なもの。色々なポジションを試され、今日は最終ラインからゲームをコントロールしていた、ここまで3ゴール3アシストの車屋も、風間監督に言わせれば「期待はしてるけど、まだ前の方で使うには技術もスピードも足りない」とのこと。おそらく次に筑波のゲームを見る機会には、さらなる進化を遂げていることを予感させるような90分間でした。
余談ですが、このゲームの主審は私の高校時代の同級生でした。スタジアムに着いてメンバー表を見ると、主審の欄に聞いたことのある名前が。あまりの偶然に笑ってしまいました。今、1級審判を目指して奮闘している彼の姿を見て、私もまだまだ頑張らなきゃいけないなあと改めて思えた、貴重な取材になりました。  AD土屋

  • Line