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このブログについて
2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。
90年代にはJの覇権を争ったこともある、いわば名門対決。湘南ベルマーレと東京ヴェルディ1969の第3ラウンドは、第3クールの最終戦。月曜開催ということもあり、昨日の結果を受けて今日の試合に勝利した方が4位で最終クールへと突入していくことが決まっています。両チームにとって大きなターニングポイントになり得るゲームは19時3分、柏原丈二主審の笛で動き出しました。お互いに探り合いが続く中で迎えた14分、平塚競技場に響いたのは歓声ではなく悲鳴。湘南のCKをニアサイドでカットしたディエゴが素早く前線のフッキへ。対応したDFも中を切ってセオリー通り外へ持ち出させましたが、その角度のないゾーンもフッキにとってはシュートエリア。左足から撃ち抜かれたボールはGKの手を弾き飛ばしてゴールへ。これぞヴェルディという問答無用のカウンターで湘南は1点を失いました。その後も湘南がポゼッション、東京Vがカウンターをちらつかせるという構図のまま、膠着状態へ。しかし33分に田村がフッキを止めてイエローカードをもらうと、そのFKのカベを巡ってジャーン、坂本、飯尾に次々とイエローカードが出された辺りから、選手、コーチングスタッフ、そしてスタンドから向けられる柏原主審への視線が一層懐疑的なものになっていきます。そして石原の積極的なチャレンジをキッカケに、湘南がリズムを掴んだかに見えた前半終了間際の44分、にディエゴがFKからクイックで出したボールに反応したフッキを、後追いになった田村が倒して2枚目のイエローで退場。残り45分を10人で戦うことになりました。ここでの敗戦が昇格争いからの大きな後退を意味することは十分過ぎるほど理解している管野監督は、加藤に替えて松本を投入。石原を中盤に落とした4ー4ー1で勝負に出ます。ただ、後半開始から攻勢に出たのは、やはり1人多い東京V。フッキが強引なドリブルから相手ゴールを襲い、60分には決定機を得ますが、思い切り蹴ったボールはクロスバー直撃。湘南は何とかピンチを凌ぎます。逆に70分にはアジエルから絶妙のスルーパスを受けたエドワルド・マルケスが、1人かわして渾身のシュート。後半流れの中から湘南が放った初めてのシュートは、しかし右ポストを叩いてピッチに引き戻される不運。たった1点ではありますが、なかなか追いつけません。さて、その後も順調にイエローカードを提示し続け、80分までに11枚を乱発していた柏原主審でしたが、83分にはかなり厳しい判定で土屋に2枚目のイエローを与え退場に。数的には、ほぼ35分ぶりに均衡のとれた状況になりました。ここから湘南はジャーンを前線に上げ、最後の力を振り絞って総攻撃に出ます。するとロスタイムも2分を過ぎた終了間際、「ボールを持ったらみんな前へ前へという意識があったので、絶対ワンチャンス作れると思っていた」という坂本が左サイドで粘って折り返すと、「コウジがクロスを上げて、後は流し込むだけだったがその瞬間は覚えていない」と振り返ったエドワルド・マルケスが起死回生の同点ゴール。平塚沸騰!1-1。その直後にも湘南はジャーン、東京Vは金澤に決定機が訪れましたがネットは揺れることなく、劇的な展開で追い詰められた湘南が勝ち点1をもぎ取った格好になりました。試合後、管野監督は「あえて言えばこういうゲームをしたかったというゲームをピッチの選手が体現してくれた。これはクラブにとってもチームにとっても財産になる。本当に選手に感謝したい」と語り、獅子奮迅の活躍を見せた坂本も「ハーフタイムに、“これで追い付いたら昇格に向けて流れが変わるぞ”と話していた」と告白。確かに得られたものは勝ち点1、順位も変わらず6位ではありますが、湘南にとってはこれからやって来る第4クール、本当の最終決戦に向けて、勝ち点1以上の非常に大きなモノを手にしたゲームになったのではないでしょうか。いやあ、シビレました! AD土屋
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