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サッカー フットサル コラム 2025年11月10日

【ハイライト動画あり】「すげえ!」「完璧すぎた」華麗なゴラッソで欧州王者を撃破!U-17日本代表がW杯決勝T進出決定!|FIFA U-17ワールドカップカタール2025 レビュー

サッカーニュース by J SPORTS 編集部
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FIFA U-17ワールドカップカタール2025グループB 第3節で日本代表はヨーロッパ王者ポルトガル代表と対戦。

FIFA U-17 ワールドカップ カタール 2025 グループB(11月9日)

【ハイライト動画】ポルトガル vs. 日本

日本代表は、ここまでグループステージ2試合を戦って1勝1分で勝ち点4。この一戦を引き分け以上で終えると、自力でのノックアウトステージ進出が決まり、勝利した場合はグループ首位突破が決まる状況で第3節ポルトガル戦を迎えた。

そんな若きサムライたちは、欧州王者相手にピッチで躍動。華麗な形で2得点を奪いグループステージ突破を決め、日本代表が決めた超絶ゴラッソに、ファンも「すげえ!」「完璧すぎた」と大興奮。

見事な先制ゴールを記録したMF和田武士(浦和ユース)は、「1位突破しても、まだ何も成し遂げていないので、ここからまたいい準備をして、次の試合も絶対勝ちたいと思います」と優勝への覚悟を口にした。

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■グループステージ突破をかけた運命の第3節

今節の日本代表は、第2戦のニューカレドニア戦から先発メンバーを9人入れ替えて臨んだ。

システムは引き続き3-4-2-1を採用。GKにはキャプテンを務める村松秀司(ロサンゼルスFC)、最終ラインはDFメンディーサイモン友(流通経済大柏高)、DF藤田明日翔(川崎F U-18)、DF元砂晏翔仁ウデンバ(鹿島ユース)の3枚が並んだ。ボランチはMF和田とMF野口蓮斗(広島ユース)が務め、両翼は左にMF瀬口大翔(神戸U-18)、右にMF長南開史(柏)を配置。最前線にはFW浅田大翔(横浜FM)が立ち、その背後にMF小林志紋(広島ユース)とMF平島大悟(鹿島ユース)が2シャドーとして名を連ねた。

■見事な得点で幸先良いスタート

ヨーロッパ王者ポルトガルに対し、まずは日本がチャンスを演出。

前半17分、相手のビルドアップのミスを見逃さず、MF野口がボールを回収すると、MF小林にパスを展開。ボールを受けたMF小林は迷わずエリア外からミドルシュートを放つが、ここは相手GKのファインセーブに阻まれ得点ならず。

それでも前半35分、日本の高い位置からのプレッシャーが、再びポルトガルを襲う。MF長南が相手GKのパスをカットすると、ダイレクトでMF和田へ。ボールを受けたMF和田はFW浅田とのワンツーでペナルティエリア内へ侵入すると、ドリブルで1人剥がし左足を振り抜いた。このシュートがネットに突き刺さり、日本代表が貴重な先制弾を挙げる。

しかし、得点直後の前半37分にポルトガルの反撃を受ける。日本陣内でテンポよくボールを回すと、最後はFWマテウス・ミデが強烈なミドルシュートを放ちネットを揺らした。ただここはレフェリーがオフサイドの判定を下しノーゴールの判定に。

そして迎えた前半45分、日本に再び歓喜の瞬間が訪れた。中盤でボールを回すと、MF瀬口にパスが渡る。MF瀬口はすぐさま顔をあげてゴールを確認すると、ペナルティエリア外から見事なミドルシュートを決め、前半のうちに日本に追加点が生まれた。

このゴールに対して、この試合で解説を務めた名良橋晃氏は「GKのところでバウンドさせているので、取られにくい。見事なゴラッソですね」と左右どちらでも精度の高いキックを蹴ることができるMF瀬口のシュートを大絶賛。

このまま前半は終了し欧州王者ポルトガルに対し、2-0のリードという完璧な展開でハーフタイムを迎える。

■そして勝負の後半戦へ

日本代表は、ハーフタイム明けにFW吉田湊海(鹿島ユース)とFWマギージェラニー蓮(琉球U-18)を投入し、試合のペースを握りにかかる。

後半22分、途中交代のマギーが持ち前の推進力を活かして、裏へのロングボールに抜け出すと、GKと1対1のチャンスに。浮いたボールをインステップキックで合わせたが、相手のセーブに阻まれ、チャンスを決めることができず。ピッチを叩いて悔しがった。

順調に試合を進めていた日本だったが、ここで試合の展開が一変するアクシデントが起こる。後半26分、MF長南が相手選手とのフィジカルコンタクトでお互いに倒れ込んだ際にMF長南の足が相手選手に当たったとして、レフェリーはイエローカードを提示。ただ映像のチェックが行われた結果、判定はレッドカードに変更され、痛恨の一発退場となってしまった。

後半29分、この退場を受けて、廣山望監督はMF瀬口に代えてDF藤井翔大(横浜FMユース)を投入し、4-4-1のシステムに変更することを決断。日本代表は数的不利の状況だが、ブロック一辺倒の展開には持ち込まず、チャンス時には人数をかけてゴールを狙う。

しかし、後半35分にポルトガル代表が左サイドからアーリークロスを入れると、ゴール前での混戦に。一度はDF藤田明日翔がゴールカバーでシュートを防ぐも、最後はMFジーガに押し込まれて1点差に詰め寄られてしまう。

■頼れるキャプテン

1人少ない状況でヨーロッパチャンピオン相手にリードは1点。この危機的状況を救ったのは頼れるキャプテンGK村松だった。

まず後半37分、ポルトガル代表にロングボールで裏のスペースに抜け出され、1対1のピンチになるが、思い切りの良い飛び出しで何とかシュートをストップ。後半42分にも、コースを狙った絶妙なコントロールショットに対して、右手を目いっぱい伸ばしセーブ。迫りくるピンチをことごとく防ぎ、同点弾を許さない。

そんなキャプテンのプレーに触発されるかのように日本代表は、チーム一丸となって身体を張ってポルトガル代表の攻撃に耐え続ける。

そして迎えた後半45分+7分。試合終了を告げるホイッスルが鳴り響くと同時に、選手たちは喜びを爆発させた。

廣山監督は試合後「勝たないと1位は無いという、トーナメントのような決死の覚悟で臨んだ試合で、それが結果につながるようなゲームに選手たちがしてくれました。こんな試合を続けていきたいです」と、並々ならぬ覚悟を持って臨んだゲームであると改めて語った。

■堂々の首位突破

日本代表はアフリカ王者モロッコに続いて、ヨーロッパ王者ポルトガルも撃破し、グループBを堂々の首位通過。2位には2勝のポルトガルが入り、3位にはこの試合の裏で行われていたモロッコ対ニューカレドニアでU-17W杯新記録となる16-0の大勝を挙げたモロッコが名を連ねた。

1位 日本 7pt(+3)
2位 ポルトガル 6pt(+10)
3位 モロッコ 3pt(+8)
4位 ニューカレドニア 1pt(-21)
※括弧内は得失点差

廣山監督率いる日本代表は3試合で勝ち点7を積み上げ、グループBを首位で通過するという、これ以上ない結果でノックアウトステージへの切符を掴んだ。ベスト16をかけた運命の一戦は、11月14日(金)もしくは15日(土)に開催される。死の組を戦い抜き、一回りも二回りもたくましくなった若き日本代表の挑戦から目が離せない。

J SPORTS編集部

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