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【ハイライト動画あり】U-17日本代表がW杯初戦快勝!アフリカ王者モロッコを2-0で撃破!|FIFA U-17ワールドカップカタール2025 レビュー
サッカーニュース by J SPORTS 編集部
FIFA U-17ワールドカップカタール2025グループB第1節でU-17日本代表は、アフリカ王者のU-17モロッコ代表と激突した。
今大会から出場枠が48チームへと拡大するなど、新フォーマットで行われる歴史的な大会で、廣山望監督率いる若きサムライたちは初戦から躍動。2-0の完封勝利で、ノックアウトステージ進出へ向け貴重な勝ち点3を手にした。
■若き日本代表の世界への挑戦
この試合、日本代表は3-4-2-1システムを採用。ゴールマウスは主将のGK村松秀司(ロサンゼルスFC)が守り、最終ラインはDF藤井翔大(横浜FMユース)、DF藤田明日翔(川崎F U-18)、DF元砂晏翔仁ウデンバ(鹿島ユース)の3枚で固めた。中盤の底にはMF川本大善(柏U-18)とMF和田武士(浦和ユース)が陣取り、両翼のウイングバックには左にMF瀬口大翔(神戸U-18)、右にMF長南開史(柏)を配置。前線はFW浅田大翔(横浜FM)を頂点に、MF平島大悟(鹿島ユース)とMF吉田湊海(鹿島ユース)がシャドーで並んだ。
立ち上がりの前半9分、日本はいきなりピンチを迎える。モロッコのコーナーキックのこぼれ球に、ペナルティエリア外で待っていたのはDFゼクリ。強烈な左足のミドルシュートを放たれるが、ここはキャプテンのGK村松秀司が右手一本ではじき出した。
序盤こそ攻め込まれる時間が続いたが、その後は一転して日本が攻勢を強める。前半19分には、見事なコンビネーションでペナルティエリア内に侵入。最後はMF平島大悟が左足を振りぬいたものの、シュートはゴールの上へと逸れた。
続く前半27分、日本は右サイドからのコーナーキックを獲得。MF瀬口大翔が放ったボ-ルを、DF元砂晏翔仁ウデンバがヘディングで合わせゴールネットを揺らすが、レフェリーはファウルの判定。日本ベンチは、フットボール・ビデオ・サポート(FVS)をリクエストしたが判定は覆らず、ノーゴールとなった。
そして前半45+1分には、またもや右サイドからのコーナーキックからチャンスが訪れる。MF吉田湊海のヘディングは、枠をとらえたが相手GKのファインセーブに阻まれ、惜しくもゴールならず。
前半は押し込む展開が続きながらも、スコアレスで折り返すことに。
FIFA U-17 ワールドカップ カタール 2025 グループB(11月3日)
【ハイライト動画】日本 vs. モロッコ
■焦れずに掴んだ先制弾
0-0のまま時計の針が進み、迎えた後半12分。この試合の均衡を破ったのは、日本代表の見事な攻撃だった。右サイドでタメを作ったFW浅田は、相手DFラインの重心が偏った一瞬を見逃さず、左サイドで浮いていたMF瀬口へ絶妙なパスを通す。MF瀬口は迷いなくダイレクトで右足を振り抜くと、ボールは美しいカーブを描き、ファーサイドのネットへ。日本にとって今大会ファーストゴールとなる値千金の先制点が決まる。
この試合で解説を務めた名良橋晃氏は「上手く時間を作りながらも、(FW浅田は)遠いところをよく見ていましたね」とシュートを決めたMF瀬口はもちろん、FW浅田のアシストも絶賛した。
勢いが止まらない日本は、後半31分にもチャンスシーンを作り出す。
自陣からのロングボールを途中出場のFWマギージェラニー蓮(琉球U-18)が強靭なフィジカルを活かして相手DFを抑え込む。このポストプレーによって生まれた一瞬の隙を、MF吉田が見逃さず、ボールを収めてペナルティエリア内へ突進すると、ゴールへ流し込んだ。
スタジアムは日本の追加点に沸いたが、モロッコ側のリクエストによるFVS(フットボール・ビデオ・サポート)の結果、MF吉田がトラップした際にハンドがあったとして無情にもノーゴール。幻の2点目となった。
J SPORTS オンデマンド番組情報
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FIFA U-17 ワールドカップ カタール 2025 グループB 日本 vs. ニューカレドニア
配信期間 : 2025年11月6日午後9:45 ~
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FIFA U-17 ワールドカップ カタール 2025 グループB ポルトガル vs. 日本
配信期間 : 2025年11月9日午後10:15 ~
■集中を切らさなかった最終盤
そして試合は最終盤の局面に。後半45+8分にモロッコに攻め込まれるが、クロスをGK村松が手を伸ばしセーブ。そのルーズボールを繋ぐと、前線で待っていたFWマギーが強引なドリブルでエリア内に侵入。相手DFに触られるも、そのこぼれ球をMF平島が右足でゴールに流し込み決定的な追加点を決め、そのまま試合終了のホイッスル。攻守ともに隙の無い試合運びで勝ち点3を手にした。
一方、日本と同じくグループBに振り分けれたポルトガル代表とニューカレドニア代表の一戦は、ニューカレドニアがPKによる得点で先制するも、その後一挙6得点でポルトガルが逆転勝利。欧州王者の名に恥じない戦いぶりでグループ首位に立っている。
1位 ポルトガル 3pt(+5)
2位 日本 3pt(+2)
3位 モロッコ 0pt(-2)
4位 ニューカレドニア 0pt(-5)
※括弧内は得失点差
グループ突破に向けて最高のスタートをきった日本の次なる相手はニューカレドニア。負ければグループステージ敗退が濃厚となるニューカレドニアは、是が非でも勝利が欲しい一戦ということもあり背水の思いで挑んでくるはず。厳しい戦いが予想されるが、日本は初戦の勢いを弾みに連勝へとつなげたい。両者ともに譲れない一戦は11/6(木)に行われる。
J SPORTS編集部
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