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サッカー フットサル コラム 2024年4月26日

試練は乗り越えられる者だけに与えられる。前橋育英高校・石井陽が背負う14番とキャプテンの覚悟【NEXT TEENS FILE.】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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入学してからの石井は、2人のキャプテンの背中を見つめてきた。1人は雨野で、もう1人は2年前の14番であり、インターハイで日本一にも輝いている徳永涼(現・筑波大)。尊敬すべき両者の振る舞いを近くで見てきたからこそ、その役割にとって求められるさまざまなことを感じ取ってきた。

「涼さんも雨野さんも本当にチームのことをよく考えていたキャプテンで、それを2年間見ていたのは良い経験として自分の中で積み重ねられたので、自信を持って自分なりのやり方も通しつつ、2人から学んだこともしっかりチームに影響させられたらなと思っています」。

実際に話してみると、どんなことを聞かれても自分の言葉で考えを伝えられる明晰さを持ち合わせており、大人ともしっかり会話ができるパーソナリティも印象に残る。合間に覗かせる笑顔のかわいさも、実に魅力的だ。

今シーズンの前橋育英は“5つの原則”を掲げている。これは高校選手権で初めて日本一に輝いた代のチームで共有されていたもの。改めてその重要性を再確認し、2024年のチームもそれを踏襲することになったという。

「『ハードワーク』『声』『トランジション』『ファーストとセカンドの徹底』『デュエル』が5つの原則で、これはどんな試合でも発生する5つの場面で、そこを徹底できればどんなに相手に力があっても僕たちが圧倒できるはずですし、外せない大事なことなので、チームとして徹底していきたいと思います」(石井)。

昨年からのレギュラーも多数残っており、周囲からも高い評価を得ながら迎えた今シーズン。ここまでプレミアリーグは開幕から3試合を終えているが、前橋育英はまさかの3連敗。なかなか勝利を手にするまでに至っていない。

プレシーズンの頃に「自分たちでも去年から多くの選手が出ていたからというプレッシャーはちょっとあって、変に過信しすぎてしまうと足元をすくわれると思うので、そこは謙虚にやっていきたいです」と話していた石井も、今の状況に頭を悩ませているであろうことは想像に難くない。

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