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サッカー フットサル コラム 2024年1月29日

高校年代二冠を獲得した常勝軍団のしなやかなリーダー。山本虎が新たに提示した『青森山田のキャプテン』像 【NEXT TEENS FILE.】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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青森山田高校・山本虎

腕章を託されてきた歴代の兵たちとは、少し趣が異なる。大声を張り上げて、チームを鼓舞し続けるようなタイプではない。強烈なキャプテンシーで、仲間を牽引するようなタイプでもない。だが、結局はこの男の束ねるグループは、鉄の結束を高め合い、圧倒的な熱量を纏っていった。

「二冠を獲れたというのは、キャプテンとしてもやり遂げた感覚はありますね。楽しかったですし、あっという間でした。苦しいことの方が多かったですけど、日本一を仲間と最後に味わえたので、最高の6年間だったなと思います」

プレミアリーグと高校選手権。高校年代の二冠を鮮やかに達成した青森山田高校が頂いた絶対的キャプテン。山本虎がしなやかに発揮したリーダーシップは、チームを最適な形で、最高の結果へ導いたのだ。

思い出すのはシーズン前の昨年3月。福岡で開催されたサニックス杯でのことだ。正木昌宣監督は“新キャプテン”について、こう言及していた。「みんなが『虎がいい』って言うから。自分は菅澤(凱)とか芝田(玲)あたりもいいのかなと思ったんだけど、虎がチームに対する影響力が一番あるみたいですね」

そんな“新キャプテン”の意気込みも記憶に残っている。「もちろんチームが勝つためにやるのもそうですけど、試合や練習でも『自分がミスしたら失点する』ぐらいの気持ちでやっているので、『チームの中で自分が一番やるんだ』という覚悟を持ってやりたいです。高校に入ってからはずっとケガが多くて、去年も結果を出せなかった分、今年はキャプテンでもあるので、チームとしても結果を出さないといけない1年間だと思っています」。小さくない決意を携えて、高校ラストイヤーへと足を踏み入れた。

プレミアリーグでは前半戦から首位を快走し、好調をキープしていた中で、チームに大きな影を落としたのは旭川で開催された夏のインターハイ。優勝だけを目指していた青森山田は、3回戦で結果的に頂点へと駆け上がる明秀日立高校に、後半アディショナルタイムの決勝点を献上し、早期敗退を突き付けられる。

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