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サッカー フットサル コラム 2023年11月2日

FIFA U-17 ワールドカップ インドネシア 2023 U-17日本代表 土屋櫂大選手(川崎フロンターレU-18)インタビュー

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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11月10日に開幕を迎えるFIFA U-17 ワールドカップ インドネシア 2023。堂々とアジアを制して世界と戦うための切符を手繰り寄せたU-17日本代表は、全員が人生で初めての世界大会となるワールドカップを控えて「世界で7試合戦う」、すなわちベスト4以上という目標に向けて、士気を高めている。そんなチームで守備の中心としての役割を期待されている土屋櫂大が、大会へ向けての意気込みを語る。

――まずは今回のU-17ワールドカップに臨む日本代表に選ばれた率直な感想から聞かせていただけますか?
「1年前に代表に呼ばれて、そこから今回のワールドカップがあることは知っていたので、1つの目標に向けてこの1年間やってきたことが、まずは選ばれたというところに繋がったので、とてもうれしく思います」

――「選ばれるかな?」というような不安やドキドキはありましたか?
「そんなになかったですけど、自チームで自分の力を発揮すればどこかで見てくれているなと思っていたので、まずは自分のチームで、自分にできることをやろうと思っていました」

――アジア予選を優勝して、ワールドカップの切符を勝ち獲ったことに対してはどういう想いがありますか?
「アジア予選は、自分もアジアの経験がまったくなかったので、少し緊張した部分はあったんですけど、今の自分たちの世代は本当に攻撃力が強くて、自分たち守備陣は最低限失点をゼロに抑えれば、前線の選手が得点はいくらでも獲ってくれるので、それで優勝できたのかなと思っています」

――凄まじいスコアの試合もありましたし、かなり選手が前に行く感じのチームなので、後ろの選手は大変じゃないですか?
「やっぱり攻撃に参加する選手が本当に多いので、その分リスク管理は最終4枚で声を掛け合いながら、アジアカップではできていたのかなと思っています」

――アジア制覇とワールドカップの出場権獲得に、自分はどういう形で貢献できたなと思っていますか?
「アジアカップでは自分の武器でもある対人だったり、空中戦だったり、ゴール前で身体を張るところは、力を発揮できたのかなと思います」

――もともとU-17ワールドカップにはどういうイメージを持っていましたか?
「前回、前々回の大会のことは2,3年ぐらい前に自分も知ったぐらいで、このU-17ワールドカップが行われていることを昔から知っていたわけではないんですけど、このU-17の世代でワールドカップに出ることは本当に貴重なことだと思っているので、今回は死に物狂いで戦ってきたいなと思っています」

――世界中の人の視線が集まる大会ですが、自分のキャリアの中ではどういう位置づけの大会にしたいと思っていますか?
「このワールドカップはゴールではないですし、1つのスタート地点として、今後A代表に選ばれて活躍していくためにも、本当に貴重な経験になると思うので、自分のキャリアの中でも大事な大会にしたいと思っています」

――最近はプレミアリーグでもかなり有数のCBになってきている印象もあるのですが、このプレミアで戦う中でご自身への手応えはどう感じていますか?
「自分の武器は空中戦なので、そこはこのリーグでも絶対に負けない、絶対に勝つという気持ちでやっているんですけど、ビルドアップや足元の技術はまだまだだと思っているので、そこは今回の大会を通じて、自分のさらなる経験値にしていきたいと思っています」

――シーズンの最初の頃よりも、最近はピッチに立つ姿から自信も感じるのですが、そのあたりはいかがですか?
「確かに最初の頃は毎試合毎試合、前日は眠れないぐらい緊張していたんですけど(笑)、最近は自分に自信が付いてきました。でも、その中でもやれることはもっとあると思うので、そこは自分にベクトルを向けてやっていきたいなと思っています」

――もう今は試合前日もぐっすり寝られると(笑)
「はい!寝られます!(笑)」

――身長も伸びていて、身体にも厚みが出てきたように見えるのですが、そのあたりの変化はいかがですか?
「筋トレの量は増えましたし、食事も自チームの練習後にすぐ食べられる環境にあるので、そのおかげで自分の身体も大きくなっているのかなと感じています」

――その身体の変化がプレーに与えている影響も感じていますか?
「自分で一番最近感じるのはスピードのところで、去年はドリブルしている相手や背後に抜けていく相手に付いていけない部分を感じていたんですけど、ここ最近はそこに付いていけるようになっていますし、そこは自分もちょっとは手応えを感じています」

――U-17ワールドカップのグループステージはポーランド、アルゼンチン、セネガルとなかなか強烈なチームが入ってきましたが、この組み合わせに関しては率直にいかがですか?
「厳しいグループにはなると思うんですけど、こんなチームとできることは今後もなかなかないと思うので、そこは楽しみながらも、絶対に勝つという気持ちで、全試合勝ちたいと思います」

――特に対戦が楽しみなチームがありますか?
「一番はアルゼンチンです。自分は南米のチームとやったことがないので、少しはイメージもあるんですけど、このU-17ワールドカップに出てくる南米のチームはどんなサッカーをしてくるのかは興味があります」

――世界のトップレベルのフォワードとセンターバックとして対峙する上で、どういう部分が楽しみですか?
「日本とは違う選手がいっぱいいると思うので、自分がどこまでやれるのか、どこまで世界で通用するのかは本当に楽しみですし、自分の力を最大限発揮してきたいと思っています」

――今のU-17日本代表はみんな仲が良さそうですけど、チームの雰囲気はどのように感じていますか?
「チームの雰囲気は本当にみんながみんな仲が良いですし、でも、試合になったらガラッと変わって、良い雰囲気を自分たちから作れているのかなと思っています」

――あのチームの中での土屋選手の立ち位置やキャラクターはどういう感じなんですか?
「端の方で、センターバックや最終ラインの人たちといつもくっついている感じです(笑)」

――特に仲の良い選手はいますか?
「同じセンターバックの本多康太郎選手(湘南ベルマーレU‐18)とか、小杉啓太選手(湘南ベルマーレU-18)は自分と地元も一緒なので、お互い空いている時は一緒にトレーニングもしていますし、その2人は仲が良いのかなと思っています」

――やっぱり最終ラインの選手で固まるんですね。
「そうですね。そんなイメージがあります」

――ピッチ面では今回のチームの中で自分が果たしたい役割をどのように感じていますか?
「やっぱり守備陣としては、毎試合ゼロで抑えるのが自分の目標でもありますし、そうすることによって前線の選手も点を決めてくれると思うので、そこは大会を通して失点ゼロという数字にこだわってやっていきたいと思います」

――これは超個人的なことなんですけど、土屋という名字の選手がFIFAの国際大会に出るのはこれが初めてなんですね(笑)。そこに対しての想いはありますか?
「そこに対しての想いですか?(笑)。まあ、“土屋代表”として頑張ってきます!(笑)」

――頑張ってきてください(笑)!改めて今回のワールドカップに向けて掲げている目標と、その目標に対して自分がどういう形で貢献したいかを教えていただけますか?
「世界大会だからといって、準優勝や予選敗退では終われないと思いますし、出るからには本当に優勝したいと思っています。そこに対して自分は毎試合ゼロで抑えることが一番の目標なので、そこに対して自分がどこまでやれるかということをこの大会で示していきたいなと思っています」

――今回のU-17ワールドカップに臨む日本代表を応援してくれるファン・サポーターに向けてメッセージをお願いします。
「今大会を応援してくださるファン・サポーターの皆さま、自分はこの大会に出るのは初めてで、少し緊張していますけど、出るからには優勝を目指してやっていくので、応援よろしくお願いします」

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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