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サッカー フットサル コラム 2023年9月26日

25年前を思い出させるラグビーのW杯 今や、日本は有数の「フットボールネーション」に成長

後藤健生コラム by 後藤 健生
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今大会で日本が初戦のチリ戦を戦ったのは、フランス南部トゥールーズだった。そして、25年前のサッカー・ワールドカップでも日本の初戦は、同じトゥールーズでのアルゼンチン戦だった。リヨンやボルドーのように新設されたスタジアムも多いが、トゥールーズでは25年前と同じく、1938年のサッカー・ワールドカップのために建設された古いスタジアムが今回も使用されている。

9月23日(日本時間24日未明)にはアルゼンチン対サモア戦を見たが、会場はサンテティエンヌのスタッド・ジェフロワ・ギシャールだった。

サッカー人にはサンテティエンヌとアルゼンチンの記憶も強く結びついている。

ジェフロワ・ギシャールは名門ASサンテティエンヌのホーム・スタジアムだが、1998年のサッカー・ワールドカップではアルゼンチンは大会期間中同クラブの施設でキャンプを行っており、そのアルゼンチンがラウンド16で宿敵イングランドと対戦したのもサンテティエンヌでだった。

マイケル・オーウェンが素晴らしいゴールを決めたのと同時に、デビッド・ベッカムがディエゴ・シメオネの挑発に乗って退場処分を受けたことでも有名になった試合だ。

……といったように、テレビでラグビーを観戦しながら、25年前の記憶を呼び覚ましているサッカー人は多いのではなかろうか。

25年前のサッカーのワールドカップでは、出場権を獲得したこと自体が快挙だった。

本大会で日本はアルゼンチン、クロアチア相手に連敗して早くもグループリーグ敗退が決まり、さらに最終戦では日本と同じく初出場組のジャマイカにも敗れてしまったのだが、この試合で初ゴールを決めた中山雅史が称賛されるばかりで、3連敗を責めるような雰囲気ではなかったように記憶している。

日本のサッカー界にとって、ワールドカップというのはそれほど遠い存在だったのだ。

正直に言えば、当時、サッカー・ファンは毎回のようにワールドカップに出場するラグビーのことを羨ましくも思ったし、「でも、絶対に勝てない」とバカにもしてもいた。

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