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サッカー フットサル コラム 2023年9月5日

『気持ちとビルドアップで築くガクエンの新・センターバック像。静岡学園高校・大村海心は掴んだチャンスを離さない 高円宮杯プレミアリーグWEST 静岡学園高校×大津高校マッチレビュー』

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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静岡学園高校・大村海心

この日の大津高校戦に臨む静岡学園高校のメンバー表を見て、驚いた。U-18日本代表にも選出されている神田奏真や10番を背負う高田優、中盤のキーマン・福地瑠伊をはじめ、プレミアリーグの前半戦で躍動していた主力がケガや体調不良で軒並み不在。やはり大津と対峙した開幕戦と比較すると、実に7人もスタメンが入れ替わる構成になっていた。

首位に立って迎える後半戦最初のゲーム。インターハイでは初戦で明秀日立高校に悔しい敗戦を喫しているだけに、勝利でリスタートを切りたい一戦に並々ならぬ意欲を燃やしていたのが「僕はセンターバックでの出場でしたけど、自分が中心でボールを動かすぐらいの気持ちで、前に配球していくことを意識していていました」と話す大村海心だ。

プレミアが開幕してからしばらくは本職のポジションでもあるボランチで起用されていたものの、センターバックにケガ人が続出したタイミングで、チームを率いる川口修監督は大村に“白羽の矢”を立てる。

「神村学園戦に向けた週明けの練習で、監督から『ちょっとセンターバックをやってもらうぞ』と言われて、最初は『マジか!』とは思ったんですけど、3人ぐらい続けてセンターバックがケガをしていたので、『もしかしたらあるかもしれない』とは思っていました。もうやるしかないので、『絶対に相手にはやらせないようにしよう』という気持ちで受け入れて、センターバックをやっています」(大村)。

その週末の神村学園高校戦(5月7日)は、それまでの4試合で16得点を挙げるなど、好調を続けていた相手の攻撃陣を、“急造センターバック”を含めた静岡学園の守備陣は1失点に抑え、試合も3-1で快勝。そこから大村は一貫して最終ラインの中央を任されるようになった。

ポジションが変われば、もちろん視界も大きく変化する。「後ろをやってから、見える範囲が広くなりましたし、相手のプレッシャーも前から来るだけなので、ボランチよりちょっと余裕を持って配球できるようになっていると思います。そこが自分の武器だと思っているので、そういうところをもっと伸ばしていって、チャンスを作りたいですね」。最終ラインにいても、チャンスメイクに関わりたい意欲も旺盛だ。

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