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サッカー フットサル コラム 2023年5月29日

「第18条」の復活を熱望する 最近のジャッジは硬直化しすぎているのでは?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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「Jリーグ30周年記念マッチ」として5月12日に東京・国立競技場で行われたFC東京と川崎フロンターレの“多摩川ダービー”で脇坂泰斗が退場となった場面について、最近も何人かの人に「後藤さんはどう思います?」と聞かれた。

FC東京が前半を2対1とリードして迎えた後半4分、FC東京の仲川輝人がボールをコントロールしようとするところに脇坂が後方からタックルを仕掛けた場面だ。

西村雄一主審はすぐに反則を取ったが脇坂に対してイエローカードは提示しなかった。だが、そこにVARが介入してオンフィールドレビューの結果、脇坂は一発退場となってしまったのだ。

スロー映像を見ると、たしかに脇坂の足裏が仲川の脛のあたりに当たっている。

まず誰もが感じるのが、西村主審はイエローも出していなかったのに、いきなり一発退場になったことについての違和感である。

西村主審は反則があった位置からそれほど遠くない位置にいたし、主審と両選手の間に他の選手はいなかった。ただ、主審の位置からは脇坂の足が仲川の左足を捉えた瞬間は選手の陰になっていたので見えにくかったのかもしれない。

しかし、タッチライン沿いにいた副審からはよく見えたはずで、その場合はすぐに副審が主審に対してその事実を伝えるべきだった。ピッチ上の2人の審判が脇坂の左足裏が当たった瞬間を見逃したとしたら完全なミスだし、もし「VARがあるから任せよう」という気持ちがあったとしたら、さらに大きな問題だ。

次に問題になるのは、「では脇坂のプレーは本当に一発退場に値したのか」である。

たしかに、脇坂の足裏は仲川に当たっており、その衝撃で仲川が倒れたのは事実だ。

しかし、脇坂は仲川の足の運びを後ろから追いかけるような方向で当たっており、さらに足が当たった瞬間、仲川は右脚が立ち足で左足は空中にあったので、脇坂の足裏からの衝撃はかなり吸収できていたので大怪我につながる危険はそれほどなかったように見える。

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