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サッカー フットサル コラム 2022年12月14日

得点製造マシーンとしてプレーするメッシ 開幕直後の苦戦から復調したアルゼンチンが優勝に王手

後藤健生コラム by 後藤 健生
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ただ、一方的に攻撃を続けながらアルゼンチンは2点目を決めることができなかった。

28分にメッシの浮き球のパスにL・マルティネスが合わせて決めた場面ではVARが介入してオフサイドでゴールは取り消されてしまった。そして、サウジアラビアの組織的な守備の前に、アルゼンチンは7回もオフサイドを取られてしまったのだ。

つまり、サウジアラビアは、メッシがワンタッチで出すスルーパスのタイミングなどをよく研究して守っていたのだ。

そして、後半に入るとサウジアラビアは積極的にボールを奪いに来た。後半開始早々の48分、中盤でメッシからボールを奪って速攻を仕掛けてアルシェハリが同点ゴールを決めると、その5分後にクロスの跳ね返りをアルドサリが決めて逆転してしまった。そして、その後のアルゼンチンの攻撃を、やはり前半同様の組織的な守備でしのぎサウジアラビアはアルゼンチンを破った。

メキシコ戦ではメキシコの前からのプレッシングが機能した。中盤で激しくプレスをかけてボールを奪うと、メキシコはトップのアレクシス・ベガやシャドーストライカーのルイス・チャベスが仕掛け、アルゼンチンがファウルを交えながらなんとかストップするという展開が続いた。

メキシコのプレッシングがこれだけ有効だったのは、アルゼンチンのボール回しが遅かったからだ。

パスを受けても、ワンタッチで自動的にパスが展開されることがなく、ボールを持った選手が必ず立ち止まった状態になるので、メキシコにとってはボールを奪いに行く狙いどころがあちらこちらに存在する状態だった。

僕は「これでは、ヨーロッパの強豪国と対戦したら、ひとたまりもないだろう」と思っていた。それでも、アルゼンチンが失点しなかったのは、アルゼンチンが「球際」の強さを生かしてなんとか守り続けたからだった。

そして、前半の30分を過ぎるころからメキシコのプレッシングの勢いが突然失われてしまった。原因はよく分からないが、試合開始からハイプレスを敢行したことで疲労が溜まったのかもしれない。

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