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サッカー フットサル コラム 2022年11月29日

13戦無敗のその先へ。進撃の止まったクリムゾンレッドに問われる底力【高円宮杯プレミアリーグWEST ヴィッセル神戸U-18×名古屋グランパスU-18マッチレビュー】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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寺阪尚悟

続けてきた無敗の進撃が13でストップした試合後。ヴィッセル神戸U-18のキャプテンを任されている寺阪尚悟は、それでもはっきりと言い切った。「もう他力ではありますけど、そこは自分たちを信じてやるしかないので、絶対にあと2勝できるように、全員で前だけを向いてやっていきたいなと思います」。

現在は優勝争いを繰り広げている神戸U-18だが、決してシーズン序盤から結果が付いてきたわけではない。開幕戦こそガンバ大阪ユースに4-0と快勝を収め、最高のスタートを切ったものの、第2節からはまさかの3連敗。その3試合で重ねた失点は10を数え、守備面には明確な課題を抱えていた。

チームはその部分の改善に着手する。「普段の練習から守備だけの練習というのをやるようになりましたし、練習前にもかなりミーティングをするようになって、前日の練習のビデオを見て守備ラインを揃えることもありました。映像を見た方がわかりやすいですから」と話すのは寺阪。映像からフィードバックされた細部を、日々の練習から綿密に詰めていった。

左サイドバックの村井清大の証言も興味深い。「まず最終ラインの4枚でコミュニケーションが取れているというのが、1つの良いところかなと思います。ラインコントロールもそうですし、ポジショニングがズレていたとしたら、お互いに見えている選手が喋るということを約束事にしています」。右から本間ジャスティン、横山志道、寺阪、村井で組む4バックは不動。連携も日を追うごとに深まっていく。

チームスタイルの微調整も見逃せないポイントだ。11年間に渡って指揮を執っていた野田知前監督の退任を受け、安部雄大監督がコーチから昇格。寺阪が「去年は『繋いで、繋いで、繋いで』ということが多かった反面、球際でやられる部分もあった中で、今年は練習から1対1の強さも監督が要求してくれているので、全体的に激しさが増していて、そういう部分で僕らも応えられていますし、1対1で負けないというのが結構大きいと思います」と、本間も「自分たちは1対1で負けないことをベースにしていますし、むしろ1対1で勝つのは当たり前だと捉えているので、そういう部分で負けていない手応えはあります」と声を揃えて『1対1の強さ』の進化を強調する。

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