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サッカー フットサル コラム 2022年11月25日

ヤマハ決戦のキーマンは後半戦の絶好調ストライカー、舩橋京汰と山下基成だ!ジュビロ磐田U-18×大津高校マッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグWEST第21節】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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そのひたむきプレースタイルに対する前田監督の評価は高く、伊藤の2ゴールと後藤の追加点で勝利を収めた前述の神戸U-18戦でも、試合後には「ゴールは決めていなかったですけど、舩橋京汰は90分間攻守に渡って献身的にプレーしていたので、そのプレーが勝利に繋がったかなと思います」と明言するほど。とはいえ、わずか1ゴールに終わった前半戦の出来に本人が満足していたはずもない。

ところが、後半戦は一気に得点力が開花。10試合で8ゴールを積み上げ、チームの得点源へと成長を遂げる。抜群のスピードを生かし、ラインの裏に抜け出して奪うゴールパターンが印象的だが、エリア内でのリフティングからボレーを沈めたC大阪U-18戦の一撃には、思わず試合を撮影していた選手も「エグっ!」と呟くほど、確実に進化を続けている。この試合でも相手陣内を切り裂く11番の躍動感には期待大だ。

大津の前線には、昨年度のチームからエースを務めている小林俊瑛が力強くそびえ立つ。今シーズンはキャプテンも務め、中心選手としての自覚も十分。プレミアでも11ゴールを記録し、現時点で得点ランキング6位に食い込むなど、上位を窺うブルー軍団にとって、このストライカーの存在が必要不可欠であることは言うまでもない。

そして、ここに来てフォワードの定位置を確保し、好調を彩る主役の1人へと躍り出たのが山下基成だ。リーグ前半戦はベンチスタートの試合も多く、1ゴールを挙げたのみだったが、夏のインターハイで好パフォーマンスを披露すると、中断明けは2トップの一角に起用されることが増え、そのままレギュラーに定着。11試合で6ゴールと、2試合に1点以上のペースで得点を重ねている。

参考にしている選手は日本代表の上田綺世。エリア内の際どい局面にも恐れることなく飛び込む勇気と、点に直結しそうなポイントを嗅ぎ分ける感覚を生かしたワンタッチゴールが特徴的。また、「俊瑛が競った後のこぼれ球はだいたいわかります」と言い切るように、小林とのコンビネーションも日々向上中。2人は学校のクラスも同じということで、「ピッチ外でも結構仲は良いです」と山下。日常から共有する時間も、好連携の要因なのかもしれない。

4月から始まったプレミアリーグも残されたのは2節のみ。伊藤と小林が絡んでいる得点王争いももちろん気になるが、9月以降のチームに確かな結果で貢献してきた2人のフォワード、舩橋と山下がここからどれだけゴールを叩き出すかにも、大いに注目していきたい。

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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