人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2022年11月25日

C・ロナウドと一蓮托生は非常に危険な考え方だ

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
  • Line

C・ロナウドは運動量が少なく、守備意識も高くない。偉大なるキャリアに免じ、サントス監督によって、守備の負担を免除されているのかもしれない。37歳という年齢を考慮したプランなのかもしれない。

ボールロストしても奪い返すそぶりすらほとんど見せず、当然、守備のスイッチが入らない。ポルトガルが全体的に高い位置をとるのはリスクが大きい。したがってB・フェルナンデス、ベルナルド・シウバ、ルベン・ネベスなど、大会屈指の陣容を誇る中盤も下がらざるをえなかった。

なぜ、サントス監督はタレントぞろいの中盤を最大限に活かしたポゼッションを用いないのだろうか。2014年の就任以降、終始一貫C・ロナウドと “一蓮托生”。非常に危険な考え方だ。

もちろん、C・ロナウドは依然としてすぐれたストライカーだ。しかし、37歳で中三日の連戦はきつすぎる。彼の負担を軽減するためにも、ポゼッションは是が非でも採り入れるべき要素だ。

現チームのメインプランであるカウンターにこだわるのなら、アンドレ・シウバやゴンサロ・ラモスといった20代のアタッカーが先発。勝負どころでC・ロナウドを投入するのが得策だ。

カタール・ワールドカップのグループリーグで、ポルトガルはルイス・スアレス、ダルウィン・ヌニェス、エディンソン・カバーニという強力FWを擁するウルグアイと同居した。昨シーズンのプレミアリーグ得点王、ソン・フンミンが率いる韓国とは12月2日に対戦する。彼らにとって、低すぎるラインは格好の餌だ。

C・ロナウドの “取扱説明書” は、大幅に修正した方がいい。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ