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サッカー フットサル コラム 2022年10月25日

ハイタッチと笑顔と3年生の奮闘と。イチフナが見せたホームの底力【高円宮杯プレミアリーグEAST 市立船橋高校×JFAアカデミー福島U-18マッチレビュー】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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決戦へと臨むメンバーがグラウンドに入ってくる空気が流れると、それまで思い思いに時間を過ごしていた彼らも、ピッチの中央に集まってくる。決してピシッと揃った綺麗な列にはなっていないところも微笑ましい。ズラリと並んだのはこの日の試合には出場しない市立船橋高校の選手たちとマネージャーだ。

「去年の最初からホームの時はやっています。盛り上がりますし、緊張している時もちょっとウキウキした気分になったりするので、アレは自分たちとしてもありがたいですね。バレないと思ってハチャメチャやるヤツもいて(笑)、それもちょっと緊張をほぐしてくれるので」と話すのは今シーズンのチームキャプテンを務めるドゥーリー大河。会場に登場した試合メンバーをハイタッチで迎える“儀式”は、グラスポの名物になりつつある。

「チームがまとまっていくような感じがあって、こっちもやる気をもらえますし、『頑張って!』と思って気持ちを送っています。いつも気合が入っていますし、今日も凄かったです。あれで楽しく気分も上がっていきますし、こっちも見ていて楽しいです」と笑うのは、迎える側の島田華乃マネージャー。とにかく笑顔に溢れた光景が印象的だ。

波多監督も選手たちとハイタッチ!

チームを率いる波多秀吾監督も、この一連がもたらす効果を認めている。「僕もハイタッチしながら、いつもやれないから頭を叩かれたりとか(笑)、そういうのも高校生らしくて、エネルギーを感じられる場だと思いますね。普段はメンバーに入れるか入れないかという競争があって、ライバル心を持ってやっていますけれども、こういう公式戦になったらしっかりチームで一体になってくれていることは凄くありがたいですし、それが凄く大きな力を生み出しているんじゃないかなと感じます」。この日の一戦は残留争いのライバル、JFAアカデミー福島U-18と対峙する大一番にもかかわらず、試合前からグラスポには明るい雰囲気が充満していた。

指揮官は選手たちの様子を頼もしく感じていたという。「選手たちだけのミーティングでも『絶対に負けられねえよ』という声は出ていましたけど、実際に表情がこわばったりというのがあるかと思ったら、そうでもなくて、意外とリラックスしていたりして『アレ?』と思ったんです。プレッシャーもそこまで感じていなかったのかなと」。青いユニフォームはキックオフから躍動したが、先制ゴールを挙げたのは意外な伏兵だった。

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