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サッカー フットサル コラム 2022年10月7日

勝負の肝はサイドハーフの主導権争い。名古屋グランパスU-18×大津高校マッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグWEST第17節】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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名古屋グランパスU-18は、ここに来てようやくエンジンが掛かり始めている。一時はまさかの4連敗を喫し、自動降格圏の11位まで沈んでいたものの、第14節でジュビロ磐田U-18相手にアウェイで4-1と快勝を収めると、そこから履正社高校と大津高校を撃破し、怒涛の3連勝。前節も上位に付ける静岡学園高校とドローゲームを演じ、6位まで順位を上げてきた。

一方の大津高校はプレーオフ行きを余儀なくされる順位の10位が現在地。インターハイでは全国ベスト8まで勝ち上がり、勢いそのままに挑んだ再開直後のプレミアではガンバ大阪ユースとセレッソ大阪U-18の大阪勢を続けて破り、勝ち点6を上積みする。9月の4試合は2分け2敗と未勝利に終わったが、清水エスパルスユースをホームに迎えた前節は先制を許しながら、途中出場の岩崎大翔が同点ゴールを決めれば、エースの小林俊瑛の逆転弾で5試合ぶりの白星をゲット。上り調子で今節を迎えている。

ハイクオリティのタレントを揃えた両者の激突からは、サイドハーフの主導権争いをフィーチャーしたい。まずはホームの名古屋U-18で不動の左サイドハーフを務めるのは、年代別代表の常連でもある鈴木陽人だ。小柄な身体にサッカーセンスを詰め込んだ17歳は、「暇があればサッカーをしたい」と言い切る生粋のサッカー小僧。仕掛けのドリブルにも、スペースを見極めるスルーパスにも強みを持ちながら、3連勝中にはすべての試合でゴールを決めており、得点力も開花しつつある。

右サイドハーフは主に牧嶋波亜斗が務めてきたが、ここ2試合は内田康介が起用されている。「キックの精度と判断の速さ」を自身の特徴と捉える2年生は、ボランチでの出場も多いだけに、サイドできっちり時間を作れるタイプ。参考にしている選手としてチアゴ・アルカンタラを挙げるあたりに、志向するプレースタイルが垣間見える。もちろん攻撃だけではなく、球際も含めた守備面にも強さを発揮。攻守に計算できるクレバーな14番の存在は、チームに確かな安定感をもたらすはずだ。

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