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サッカー フットサル コラム 2022年5月13日

前田ジュビロがヴィッセルをヤマハスタジアムで迎え撃つ!ジュビロ磐田U-18×ヴィッセル神戸U-18マッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグWEST第7節】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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静岡ダービーで劇的勝利を収めたジュビロ磐田U-18

前田遼一監督率いるジュビロ磐田U-18の開幕ダッシュは、序盤戦のプレミアリーグにおける1つのトピックスだ。現役引退直後の昨シーズンからコーチを務めていたU-18で、指導者業をスタートさせて2年目ながら指揮官を託されたクラブのレジェンドだったが、ここまでは上々の結果と内容を両立させている。

開幕戦はいきなり前年度王者のサンフレッチェ広島ユースと対峙すると、アウェイの地で3-1と快勝。続く第2節では、清水エスパルスユースとの“静岡ダービー”にも、後半アディショナルタイムの決勝点で鮮やかな逆転勝利。第3節でも優勝候補の一角を占める名古屋グランパスU-18と激しく打ち合い、最後はやはり終了間際の勝ち越しゴールで4-3と劇的に競り勝って、3連勝を達成する。第5節でセレッソ大阪U-18には2-3で敗れたものの、ここまで3勝1敗と堂々たる成績を残してきた。

チームの躍進を前線で牽引しているのが、中山雅史・現トップチームコーチも背負った『ジュビロの9番』を託されている伊藤猛志だ。開幕戦でチームのシーズンファーストゴールを奪うと、以降も全試合で得点を叩き出し、ここまで5ゴールを記録。初黒星を喫したC大阪U-18戦でも2点をマークするなど、気を吐いた。将来の夢は「ワールドカップで点を獲れるような選手」とのこと。このストライカーの連続得点が続くかどうかは、今節でも注目すべきポイントになる。

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中盤のキーマンはボランチの亀谷暁哉。ここまでチームが挙げた11ゴールのうち、実に7ゴールに絡んでおり、その右足から繰り出される高精度キックはプレミアの舞台でも猛威を振るっている。もちろん広島ユース戦で決めた直接FKも素晴らしかったが、C大阪U-18戦では利き足と逆の左足でもピンポイントクロスを蹴り込み、伊藤のゴールをアシストするなど、左右両足を自在に操る能力の高さも披露。セットプレーも含めて、亀谷がボールを持ったら、そこからゴールへ直結するプレーを見逃してはならない。

『5勝を超えていけ!対決』ジュビロ磐田U-18 vs. ヴィッセル神戸U-18 WEST 第7節 土屋雅史の高円宮杯U-18プレミアリーグ 深掘りレポート!

アウェイに乗り込むヴィッセル神戸U-18は、ここまで5試合を消化して2勝3敗の8位。開幕戦こそガンバ大阪ユースに4-0で完勝したが、第2節からは3連敗を喫してしまう。ただ、前節の広島ユース戦では攻撃陣が奮起。3ゴールを記録して、4試合ぶりの白星を手繰り寄せた。

実は広島ユースの野田知コーチは、昨年まで11年間に渡って神戸U-18の監督を任されていただけに、選手たちも“野田監督”の前で成長した姿を見せたいというモチベーションを抱いていたことは想像に難くない。その特別な一戦で勝利を収めたことは、間違いなく今節への追い風になるはずだ。

神戸U-18の注目選手には、フォワードの冨永虹七を挙げたい。2年生から9番を付けてきたストライカーは、ここまでの5試合で既に昨シーズン通算と同じ4得点をマーク。広島ユース戦でも左足の強烈なシュートをゴールネットへ突き刺していた。「シュートが自分の持ち味」と語る彼が参考にしているのは、ウルグアイ代表のルイス・スアレス。ゴールへの強い執念を、この試合でも大いに見せてくれることだろう。

2021年シーズンのリーグ戦を振り返ってみると、この両チームは揃って年間通算で5勝。試合数にばらつきがあったとはいえ、やはりこの数字は決して満足できるようなものではなかったはずだが、今シーズンはここまで磐田が3勝、神戸が2勝と、1年前の結果を超え得る成績が確実に視野に入ってきている。

“5勝の壁”を乗り越えるためにも、お互いに勝ち点3がマストの一戦は、ヤマハスタジアムでの有観客試合(事前申請制)という絶好のシチュエーション。是非スタンドから大きな拍手を浴びるような、好プレーの連続を期待したい。

 

文 土屋雅史

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土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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