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さて、勝点26で並んでいたベレーザと千葉レディースの試合は思わぬ展開となった。
前半はベレーザが完全にゲームをコントロール。なかなかゴールが生まれなかったが、36分にはCKからのボールを山本柚月が叩き込んで先制。後半開始早々にも藤野あおばが追加点を決め、「ベレーザ完勝」かと思われた(2人とも20歳未満の若い選手だ)。
ところが、61分に千葉Lが右サイドで見事なパスをつないで後半から出場した大澤春花がシュートを決めると、70分には再び大澤が決めて同点。さらに80分には千葉玲海菜が決めて、千葉Lが3連続得点で逆転勝ちというエキサイティングな試合となった。
さて、14時からのJ2リーグには5110人の観客が集まったが、18時開始の女子の試合の公式入場者数は1591人だった。もちろん、普段のWEリーグよりは観客は多かったが、昼間の試合で5000人以上が入ったのならせめて半数2500人くらいは入るかと期待したのだが……。
まず、告知の問題もあったかもしれないし、男子の試合終了から女子のキックオフまで2時間以上の時間があったことも多くの観客が帰宅してしまう原因だったかもしれない。男子選手が引き上げるのと入れ替わりで女子のアップが始まり、45分後くらいに2試合目が始まるようなスケジュール感であれば、もっと多くの人が女子の試合を観戦できたのではないだろうか。
そうした点を改善しながら、男子と女子の共同開催という試みは今後も継続してもらいたいものだ。
Jリーグは、コロナ禍による入場制限が解除されたものの“コロナ以前”の観客動員数には戻っていない。それでも、J1リーグは毎節、平均で1万人を超える観客を集めているのだ。その、男子のJリーグクラブに付いているサポーターを利用しない手はない。
実際、男子のリーグで最高の動員力を持つ浦和レッズの場合、WEリーグの三菱重工浦和レッドダイヤモンズレディースも平均2000人を超える観客数を動員できている。各クラブの(男子チームの)サポーターに女子チームを知ってもらって、WEリーグにも足を向けてもらえれば観客動員につながることは間違いない。
WEリーグには11のクラブが参戦しているが、そのうち7チームがJリーグクラブによって運営されている。Jリーグとの強力が進めば観客動員数の増加以外にも運営のノウハウの共有などのメリットもあるはずだ。
文:後藤健生
後藤 健生
1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授
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