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サッカー フットサル コラム 2022年4月1日

J2で得点を重ねる小川航基。故郷、横浜でシュートの才能が開花?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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1点目のミドルシュートでも分かるように、小川航基は高校時代(神奈川・桐光学園)からシュート技術の高さでは定評のある選手だった。しっかりと振り切って、美しい軌道のシュートを蹴ることができるのが、小川の最大の魅力だ。

当然、将来は日本代表のエースとして成長するかと期待は高かった。しかし、2017年に韓国で開催されたU-20ワールドカップでは初戦で得点を決めたものの、2戦目のウルグアイ戦の前半に前十字靭帯損傷という大怪我をしてチームを離脱してしまった。

その後も、2020年の東京オリンピックを目指すチームにも招集され、また2019年のE-1選手権(東アジア選手権)ではA代表(国内組のみ)入りも果たし、香港戦でハットトリックを決めた。

だが、高校を出て加入したジュビロ磐田では、なかなか結果を出せず、出場機会も十分に与えられなかった。2019年には水戸ホーリーホックに期限付き移籍してJ2で7得点。翌年は磐田には復帰して9得点と、いよいよ完全復活間近かと思われたが、2021年にはFWの座をルキアンに奪われて、J2リーグ戦でわずか1得点に終わってしまった。

その小川が、今シーズンから横浜FCに完全移籍。生まれ故郷である横浜のクラブでその才能を発揮し始めたのだ。

横浜FCではワントップではなく、シャドーの位置でプレーすることが多くなったが、小川の最大の魅力は山形戦で見せたような距離のあるところからの美しいシュートなので、シャドーというポジションは小川の適性に合っているのかもしれない。

ついに待望の小川のシュート技術が生かせる日が来たのだろうか。

“得点力のあるFW”は、現在の日本代表にとっても必要とされる最後のピースである。

オーストラリア戦でもベトナム戦でもあれだけ多くの得点機会がありながら、シュートが決まらない。世界の強豪と対戦するワールドカップ本大会では、それほど多くの得点機は作れないだろう。少ないチャンスに確実に決めきるには、やはりシュート技術のあるFWがほしいのだ。

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