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サッカー フットサル コラム 2022年3月22日

0-4でクラシコ敗戦のレアル・マドリー。アンチェロッティ監督が露呈したこと

木村浩嗣コラム by 木村浩嗣
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アンチェロッティには信用できない理由があるのだろう。だが、そのせいで戦力を生かせず、ベンゼマがいなければお手上げ、という状態が、要求水準の高い試合では起きかねない。2位セビージャと9ポイント差で残り9試合のリーグ優勝を逃すとは思えないが、ベスト8に進んでいるCLはベンゼマが絶好調で復帰しシーズンを終えない限り赤信号が灯った。これが2つ目にわかったこと。

3つ目は、アンチェロッティのイメージが著しく傷ついたこと。後半、ナチョ、ミリトン、アラバの3バックでスタートしフェランに3点目を決められるとすぐにカセミロを下げて4バックに再変更した。3バックだったのはたった3分間で、その間にGKとの1対1を2度作られた。“即興の3バック”という印象が拭えない。ベンゼマ不在の答えを見出せなかった上にこのドタバタ。
クラシコの1敗、特にホームでの1敗はただの勝ち点喪失ではない。リーグ優勝には痛くもかゆくもないが、レアル・マドリーの面子は酷く傷つき、“来季この監督で大丈夫か?”という声が必ずや上がるだろう。そして、それはリーグ優勝だけでは決して消えないだろう。

文:木村浩嗣

木村浩嗣

編集者、コピーライターを経て94年からスペインへ。2006年に帰国し『footballista フットボリスタ』編集長に就任。08年からスペインに拠点を移し特派員兼編集長に。15年編集長を辞し指導を再開。スペインサッカーを追いつつセビージャ市王者となった少年チームを率いた。現在はグラナダ在住で映画評の執筆も。

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