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サッカー フットサル コラム 2021年12月13日

WEリーグ勢に挑む「なでしこリーグ」勢。なでしこリーグ優勝の伊賀FCの強さとは?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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第43回皇后杯JFA全日本女子サッカー選手権大会が始まっている。女子サッカー日本一を決める大会だ。

まず、女子サッカーの現状についておさらいをしておこう。

日本初の女子サッカーのプロ・リーグとしてWEリーグがスタートしたのが今年の夏のことだった。WEリーグはいわゆる「秋春制」なので、現在第10節までが終了したところだ(本来は12月4日に第11節が行われる予定だったが、11月下旬にオランダに遠征した日本代表の選手たちが、オミクロン株出現によって強化された水際対策によって自主隔離を余儀なくされて練習や試合に参加できなくなってしまったため、WEリーグの第11節は延期となってしまった)。

昨年まで日本の女子サッカーのトップリーグだった日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)からは7チームが抜けてWEリーグに参加した(その他、4つの新しいクラブがWEリーグに参戦した)。そして、なでしこリーグはWEリーグに移らなかったチームによって1部、2部に再編され、例年通りに開催された(こちらは「春秋制」なので、すでに全日程が終了している)。そして、多くのトップクラスのチームが抜けたにも関わらず、なでしこリーグの方もかなりのハイレベルの戦いを見せてくれていたのだ。

さて、そうした中で迎える今年の皇后杯。当然、第一の見どころはWEリーグ勢となでしこリーグ勢の対決だ。なでしこリーグの選手たちにとってはWEリーグ勢に一泡吹かせたいという気持ちが強いだろうし、逆にWEリーグの選手たちは「プロ」としての意地に懸けてもなでしこ勢に敗れるわけにはいかない。

だから、僕は今年の皇后杯は「プロ化1年目」だからこその面白い大会になるのではないかと期待しているのだ。

そのWEリーグ勢が登場するのは12月25日の4回戦(ラウンド16)からだ。12月11日と12日に行われた3回戦までは、いわば「挑戦者決定戦」というわけだ。

僕は、そのうち11日に栃木県真岡市で行われた試合を観戦に行った。というのは、この日の2試合目には、なでしこリーグ1部で圧倒的な強さで優勝した「伊賀FC九ノ一三重」(以下、伊賀FC)が登場するからだ。チーム名はいろいろ変遷があるが、創部から45年めを迎えるという、女子サッカー界の古豪の一つである。

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