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サッカー フットサル コラム 2021年10月18日

「超攻撃的」の看板に偽りなし。激しい攻防を繰り広げた横浜FMと札幌の好ゲーム

後藤健生コラム by 後藤 健生
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横浜F・マリノスといえば、アンジェ・ポステコグルー監督(現セルティック監督)が作り上げた超攻撃的サッカーで知られている。両サイドバックがオーバーラップやインナーラップを仕掛け、前線からプレッシングをかけ続け、さらにFKやCKを奪うやクイックスタートして相手が態勢を整える余裕をいっさい与えない。

そうした“超攻撃的サッカーで”2019年のJ1リーグを制覇し、今シーズンも川崎フロンターレを追走している横浜FM。総得点数も32試合終了時点で69得点と、これも川崎と並んでリーグ最多の数字となっている。

その横浜FMを相手に、北海道コンサドーレ札幌がさらに攻撃的なサッカーを仕掛けて、横浜FMを圧倒したのだ。

札幌を率いるのは、こちらも“超攻撃的サッカー”を志向するミハイロ・ペトロヴィッチ監督。“超攻撃的サッカー”を志向するチーム同士の激しい攻防は、今シーズンのJ1リーグの中で最も印象に残る試合の一つだった。

代表ウィークがあった関係で、両チームともに2週間近い準備期間があった。

おそらく、札幌は横浜FMの布陣や戦い方を想定して、プレッシングのかけ方を準備して臨んだのであろう。横浜FMは、メンバーが変わっても相手によって戦い方を変えたりはしないチームだから、それがズバリ的中した。

札幌の選手がそれぞれターゲットを絞って、前からアタックをかけ続ける。相手のDFやGKに対してプレスをかけ、また前線の選手がパスを受ける瞬間を狙ってDFが体を当てるようにして相手のミスを誘発させてボール奪取を試みる。このプレッシングの圧力によって、横浜FMのパスは寸断されてしまう。

また、札幌のウィングバック(右の金子拓郎、左の菅大輝)が高い位置を取ってプレッシングをかけてくるので、横浜FMの両サイドバック(右の松原健、左のティーラトン)はいつものように攻撃参加ができなくなってしまう。

こうして、相手の攻撃力を無力化した札幌はボールを奪うと早いタイミングで前線にボールを送り込んで、常に敵陣で激しい攻撃を仕掛け続けた。

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