人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2021年1月28日

J1新シーズンの注目点。「サマーブレーク」をどう利用するのか?

後藤健生コラム by 後藤 健生
  • Line

さて、そこで、新シーズンの日程について考えてみたい。

今シーズンの開幕は2月26日に開幕して、12月4日の最終節までの日程となっている。例年通りの日程である。ただし、昨シーズンは降格がないまま、2クラブがJ1昇格を果たしたので、今シーズンは20チームのリーグ戦となったことで、従来より4試合増えて38節までとなる。

昨シーズンほどではないが、やはり試合数が多く、厳しい日程であることは間違いないだろう。

今シーズンの特徴は、7月11日のJ1第22節で中断し、8月9日まで約1か月の中断があることだ。

もちろん、これは東京オリンピックが開催される(と、政府は主張している)からで、オリンピック期間中はJリーグだけでなく、プロ野球も中断し、日本のスポーツ界はオリンピックに集中することとなる。

これまでにも、ワールドカップ期間中に中断があったが、今年の特徴はまず、7月から8月までの暑くなった時期に中断があることだ。ワールドカップ期間の中断は開幕から2か月強経過した初夏の時期だったが、今シーズンは第22節、つまりちょうどシーズンの半分が終わった時期に中断があることだ。ヨーロッパのリーグ戦で言う「ウィンターブレーク」になぞらえて言えば「サマーブレーク」とでも言おうか。

しかも、中断期間は、ちょうど気温が急上昇し、真夏に差し掛かった時期に当たる。もちろん、中断明けの8月もまだ酷暑が続くが、中断によって休養が取れてコンディションを整えてから臨めるので、これまでよりも暑さの影響は少なくなるに違いない。

たとえば、運動量に頼るチームにとっては、暑さが厳しい時期の試合数が減り、中断でコンディションを整えることができるのは大きなアドバンテージになるし、逆に川崎フロンターレは昨年ほど大きなアドバンテージを得ることができない。

「運動量が必要な強豪」といえば、何といっても2019年シーズンに圧倒的な攻撃力で優勝した、アンジェ・ポステコグルー監督の横浜F・マリノスである。もちろん、昨シーズンと同じように、相手チームは超攻撃的な横浜FMの守備の弱点を狙ってくるだろうから、一昨年のような強さを発揮できるかどうかは定かではないが、ACLの負担がないことも考え合わせれば、横浜F・マリノスは「ストップ・ザ・カワサキ」の急先鋒と考えられる。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ