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サッカー フットサル コラム 2021年1月4日

注目集まる久保の動向。現地記者「今、出ていくべきではない」

サッカーニュース by J SPORTS 編集部
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久保建英

久保建英

2021年が明けた1月2日ラ・リーガ第17節、ビジャレアルはホームにレバンテを迎え撃ち、2−1と勝利を挙げる。去就が注目される久保建英は今シーズン初のメンバー召集外。試合後、ウナイ・エメリ監督がついにその決定について口を割った。

「外部から情報が入ってくるので、2日前タケ・クボに直接聞いた、残留するのか、移籍するのか。彼は『移籍希望』と言った。私たちは彼に出ていって欲しいなどとは一言も言っていないから、彼の本心を聞きたかったんだ。彼は別のチームでもっと出場機会を得たい、そういうチームを探しているとね。タケの振る舞い、行動は確かにいい。ビジャレアルでやっていこうと思っていたときも、足りないものはあったがチームを支えていてくれたと思う。我慢して、経験を積んで、1分1分がその糧となることを踏まえれば、彼には上に上がれるポテンシャルがある。だが、彼は出場機会を増やすため、チームへの貢献度を上げるためにこの状況から脱け出したいと。そのため選手の意見を尊重して、召集メンバーから外した」と、理由を述べた。

いろいろな選択肢、いろいろな意見がある中で、ラディオ・ビジャレアルのエリック・オレフエラ記者は、「ビジャレアルから出ていくべきではない。僕なら出ていかない。今は、試合に出られないことも含めて、経験になる」と。

現時点で結果を出しているエメリ監督のいう戦術を忠実に遂行するために、自分のプレースタイルを犠牲にしてプレッシャーを感じていたのでは、という質問に対してエリック記者は、「そう思う?確かに可能性あるかもね。でもそれでも、もっとがむしゃらにやって欲しかった。バルサ戦でのタケ・クボは衝撃的だった」と言うように期待の現れでもある。だからこそ、『今、出ていくべきではない』という意見に至る。

監督にもいろいろな監督がいて、いろいろな環境がある。もしヘタフェへ移籍したとしたら、ボルダラース監督の元で出場機会が得られると思う?という質問にエリック記者は、「ヘタフェは現時点で非常にディフェンシブなチームであるため、あまりそうは思えない。でも話し合いの中で監督が何を求めているかにもよる」と。現在のヘタフェはエリック記者もいうように、同じサイドにサイドバックを2枚配置するようなチームであり、さらに非常にフィジカルが求められるチームといえる。2トップの一角、要するにトップ下なら、FWとディフェンスに徹する中盤の繋ぎ役として生きるか。

いずれにせよ、久保建英はまだ19歳で、将来のある若者であることを忘れてはならない。

文:J SPORTS編集部

J SPORTS編集部

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