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サッカー フットサル コラム 2020年11月26日

【プレビュー】高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ2020 関東 第6節 FC東京U-18 vs. 浦和レッドダイヤモンズユース

後藤健生コラム by 後藤 健生
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FC東京U-18 vs. 浦和レッドダイヤモンズユース

FC東京U-18 vs. 浦和レッドダイヤモンズユース

これまで3勝1分と無敗を続けるFC東京U-18。第5節の柏レイソルU-18戦が延期となったため2位の横浜F・マリノスユース、3位の横浜FCユースより消化試合数が少ないにもかかわらず、FC東京U-18はプレミアリーグ関東で首位に立っており、他の試合の結果によっては第6節で優勝が決まる可能性もある。

FC東京U-18の最大のストロングポイントは守備力だ。なにしろ4試合を消化してまだ無失点を続けているのだ。

クラブの下部組織の目的はこの年代の大会で優勝することではない。いかにしてトップでも通用する選手を育てるのか……。それが最大の目的なのだ。その意味で、FC東京はJリーグの中で最も成功しているクラブの一つだ。

10月28日に行われたJ1リーグ第30節の柏レイソル戦で、FC東京はGKの波多野豪をはじめ、MFの品田愛斗やFWの原大智など若手を先発で起用。先発11人のうち、育成部門出身者がなんと6人を占めたのだ。しかも、全員が23歳以下だった。しかも、DFの渡辺剛や小川諒也はすでにレギュラーの座をつかみ取っているのだ。

今年のU-18のうちトップチーム昇格を内定させているのはDFの大森理生。昨年すでに第2種登録されてJ3リーグで何度もプレーした経験を持つ。伝統的に優秀なサイドバックを育ててきたFC東京の新たな傑作だ。サイドハーフとして運動量を誇る角昂志郎とともに注目したい。どちらも、年代別日本代表にも招集されている選手たちだ。

浦和レッドダイヤモンズユースは、前節は流経大柏高校のアグレッシブな守備に攻撃力が封じられてしまっただけに、リーグ最強のFC東京U-18の守備を破ることが目標となる。

突破力のある岡本岳と決定力のある盛嘉伊人が組むツートップも魅力的だが、最大の注目はサイド攻撃。来シーズンのトップチーム昇格を決めている左サイドバックの福島竜弥と、サイドハーフの奥山圭介はいずれも突破力を誇る選手たちだ(奥山は左右両サイドでプレーできる)。

つまり、FC東京U-18も浦和レッドダイヤモンズユースもストロングポイントはアウトサイドなのだ。両サイドでの激しい攻防が予想される。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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