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7月のJ1リーグ再開から無傷の8連勝。奪ったゴールは、「1試合平均3」に近い23得点というのだ。川崎フロンターレがどうにも止まらない。
第9節の大分トリニータ戦も、得点こそ2点にとどまったものの、内容はまさに圧勝だった。川崎のシュート数14本に対して、大分のシュートはたったの1本。前半終了間際にCKから島川俊郎が放ったヘディングシュートだけだった。
川崎は開始5分で右サイドからワンタッチ・パスを小気味よくつないで、左サイドまで回し、フリーになっていた三苫薫が(本人によれば「ミスキック」だったそうだが)決めて早々と先制。2点目は前線からのプレスが効いて大分のDF間のパスが乱れたところをレアンドロ・ダミアンに拾って決めたものだが、川崎のプレッシャーを受けて大分はなかなかパスを回せず、GKへのバックパスを選択せざるを得ない場面がこの失点シーンの前にも何度もあった。
川崎のゴールが2点だけだったことが不思議に思えるほどの一方的な試合だった。
川崎がパスのうまいチームであることは、今さら紹介すべきことではないだろう。
「相手のマークから1歩でも離れればフリーになれるし、何も広大なスペースを求めて走り回る必要はない」といったパスの基本を植え付けたのは風間八宏前監督だった。短いパスをゆっくりとつないでいるのに、相手チームは川崎のボールを奪うことができない。ポイントは、相手からフリーになれるスペースを見つける目である。
風間八宏前監督が確立したそんなパスワークのサッカーに、後継者となった鬼木達監督が守備意識や攻めの鋭さを付け加えて作り上げたチームは2017年と2018年にJ1リーグで連覇することになる。
ゆっくりと正確にボールを回しながら、相手守備陣に隙を見つけると一気にスピードアップしてワンタッチのバスをつないで相手守備陣を切り崩してしまう……。2018年のヴィッセル神戸戦での、ワンタッチ・パスをつないで最後に大島僚太が決めたあのゴールこそがその集大成だった。
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