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サッカー フットサル コラム 2020年5月18日

「ポストコロナ」社会とJリーグ。大都市のビッグクラブではなく、地方の中小都市が重要に

後藤健生コラム by 後藤 健生
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新型コロナウイルスの感染が収束しても、テレワークは普及していくことだろう。「コロナ」のおかげで、時代は10年分くらい一気に前に進む。

さらに長期的に見れば、大都市に密集して暮らす必要もなくなってくる。

密集した大都市での暮らしは、今後いつ再び襲ってくるかもしれない新たな感染症を考えたら危険すぎる(次のパンデミックは、エボラ出血熱やデング熱のように致死性がはるかに高いものかもしれない)。台風や大地震、津波などの様々な災害を考えても、密集した暮らしはあまりにも危険度が高い。

また、とくに日本では大都市(東京、横浜、大阪、名古屋……)はほとんどが海沿いに立地している。

すべて、もともとは低湿地で、あまり人が住むには適していなかった場所だ。こんな所に大都市が築き上げられたのは16世紀後半、安土桃山時代以降のことだ。土木技術が発展し、上水道、下水道(排水)が完備されることによって初めて、低湿地帯を埋め立てて、そこに大都市を建設することが可能になったのだ。そして、海と河川、運河を組み合わせることによって、こうして新しく作られた大都市は全国と物流がつながって発展していったのだ。

だが、温暖化によって海面が上昇すれば、こんな立地の都市は海に沈んでしまう。

ヨーロッパで大都市が発展したのは日本より遅いと考えていいだろう。大都市が成立したのは、産業革命によって近代的な工業化が進んだことによる。工業化時代には、一か所に労働者や消費者が密集して住む方が効率が良かったからだ。メインの産業である工業はきわめて労働集約的であり(つまり、多くの労働者の人出が必要だった)、また重くてかさ張る製品(商品)の流通のためには消費者が密集している方が効率的だった。

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