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サッカー フットサル コラム 2020年4月22日

ニューカッスルの立ち位置は数年後に変わっている!?

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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『PIF』の買収によって財政が安定し、移籍市場に莫大な額を投下できるとはいえ、ニューカッスルはネームヴァリューを欠いている。ビッグネームが興味を示すようなステイタスを持たず、来シーズンはヨーロッパのコンペティションにも出場できない。

したがって補強戦略は、将来を担う中堅、若手の昇給と、チームの現状に即した即戦力の獲得が軸になる。アカデミーからトップチームに定着したショーンとマシューのロングスタッフ兄弟、リーグ屈指のドリブラーであるアラン・サンマクシマン、名GKマルティン・ドゥブラフカなどを中心に、チーム創りを進めるべきだ。

また、スティーブ・ブルース監督は今シーズン限りで解任だろう。リーグが中断する段階で総得点25は19位タイ。9538本というパス総数は単独19位。世界に打って出ようとしている『PIF』がこのデータを受け入れるとは思えず、攻撃的なゲームプランを練り上げられる新監督を招聘するはずだ。

当然、サム・アラダイスやマーク・ヒューズは論外だ。デイビッド・モイーズを採用すると世間の笑いものになる。マウリシオ・ポチェッティーノやマクシミリアーノ・アッレグリは適任だが、ともにビッグクラブ志向だ。人選は難しい。

しかもコロナ禍で収支改善が求められるため、派手な補強は控えるべきだ。買収直後のニューカッスルが、プレミアリーグの勢力分布図に及ぼす影響は大きくない。しかし、チェルシーもマンチェスター・シティも経済力で現在の地位を築いた。数年後、〈北の名門〉の立ち位置が変わっている可能性は十分にある。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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