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考えてみれば(いや、考えるまでもなく)、審判というのは実に大変な仕事である。たった3人(4人)で両チーム合計22人もの屈強な男たち(女たち)によって繰り広げられるあらゆる事象に責任を持って対処しなければならないのだ。しかも、今では何か問題のシーンがあれば、ピッチを取り囲む数台(場合によっては十数台)のカメラによって撮影されたスロー映像が、プレーの直後から繰り返し再生され、それをスタジアム内も含めて全世界の人たちが見ているのだ。
そして、世界中の人たちの中で、審判員だけはその映像を見てはいけないというのだ!
そんな仕事をしている人たちの“正義感”というのは、やはり僕たち凡人とは違うレベルにあるようだ。あの、日産スタジアムで起こった、ゴール判定巡るトラブルについての感想である。
J1第19節、横浜F・マリノス対浦和レッズの試合の後半14分、横浜の遠藤渓太が左から入れたクロスが横浜F・マリノスの仲川輝人に当たってゴールに入ったのだが、主審や副審の位置からはプレーが陰になっていたため、最後にボールに触れたのが仲川だったのか、浦和のDF宇賀神友弥だったのか見極めることができなかったのだ。審判団はゴールの判定を下した。ところが、第4審判からゴールを決めたのが仲川だったという情報が入ったため、一旦は判定を覆してゴールを取り消した。ところが、第4審判自身がそのプレーを見ていたわけではなく、仲川が決めたとうのが映像を見た運営サイドからの情報だったため、「外部からの情報に基づいて判断してはいけない」として、再び判定を覆して(誤審となることを覚悟のうえで)ゴールを認めたのだという。
なんと、“禁欲的”な人たちなのだろう……。
たしかに、競技規則によれば審判員は外からの情報を判定の参考にすることは許されない。審判員自身が見ることができた情報だけで判断しなければならないことになっているのだ。
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