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サッカー フットサル コラム 2019年7月25日

激戦必至!夏の日本一決定戦!今年も注目の強豪校がそろい踏み!サッカー インターハイ2019の展望

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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2018決勝戦表彰式
令和になって初めての“夏の日本一”を巡り、全国から集った52校がしのぎを削る全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会。今回は9年ぶりの沖縄開催という土地柄もあり、いつも以上に暑く、熱い大会になることが期待されている。今回は注目選手を紹介しつつ、トーナメントを展望していきたい。
右側の山には、超激戦と表現して差し支えない“三つ巴”が2つある。まず一番下のゾーンでは、初戦から清水桜が丘と東福岡の名門校が激突する。その東福岡で注目を集めているのが、U-17日本代表の荒木遼太郎。昨年から出場機会を得ていたアタッカーは、その高いテクニックで“赤い彗星”を牽引。ワンプレーで違いを生み出すことのできるタレントだ。そしてこの両チームの勝者を待っているのは、昨年度大会で準優勝に輝いた桐光学園。ここにもU-17日本代表の西川潤が在籍している。既に入団が内定したセレッソ大阪でJ1デビューを果たし、5月にはFIFA U-20W杯にも飛び級で出場。世代屈指のレフティとして、1年前の悔しさを優勝で塗り替える覚悟は整っている。ここを抜け出したチームが、準決勝まで勝ち上がる可能性は低くなさそうだ。

もう1つの“三つ巴”も見逃せない。3年前の高校選手権決勝のカード、青森山田と前橋育英のビッグマッチが1回戦から実現した。青森山田は昨年度の選手権優勝に貢献し、浦和レッズ入団が内定した武田英寿がキーマン。左足から繰り出されるパスもシュートも超高校級で、強豪揃いの高円宮杯プレミアリーグEASTでも得点ランキング1位タイに付けるなど、決定力も兼ね備えるタレントだ。このビッグマッチの勝者は九州の雄・大津と対峙する。現在はプレミアWESTで首位争いを繰り広げており、チーム全体が自信を付けつつある。どんな対戦カードになっても、このゾーンの“2試合”はいずれも決勝クラスの熱戦が期待される。
左の山に目を移すと、プレミアEASTでJクラブ勢に揉まれている尚志の存在も見逃せない。エースの染野唯月は鹿島アントラーズ入団が内定。高校ナンバーワンストライカーの呼び声も高く、あらゆるパターンから奪える得点力はどのチームに対しても脅威の的になるだろう。また、同じゾーンでは國學院久我山の前評判が高い。エースの山本航生は公式戦で驚異の15戦連発を記録するなど、今年に入って覚醒中。清水恭孝監督も手応えを口にしており、頂点を狙える態勢は整っている。
その他では下級生からの主力を複数擁し、攻撃的なスタイルが特徴の京都橘や、昨年度に経験を積んだタレントが最上級生になり、激戦のプリンス関西で首位を独走する阪南大高、市立船橋と流通経済大柏のプレミア勢を相次いで倒し、千葉県に新風を吹き込んだ日体大柏、プリンス北信越とプリンス中国でそれぞれ結果を出している丸岡に米子北など、上位を虎視眈々と狙う好チームが目白押し。意外な高校が頂点に立つ可能性も十分にある。

J SPORTSでは準決勝2試合をLIVEで、決勝を同日録画でお届けする。日本最南端の地で高校生が繰り広げるひと夏の青春群像劇。インターハイ中継は是非J SPORTSでお楽しみいただきたい。
土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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