人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
コロンビアはマテウス・ウリベがクロスバーに当て、PK戦は4-4。いよいよ5人目のキッカーが登場する。イングランドGKピックフォードは、カルロス・バッカのPKを弾き飛ばした。エリック・ダイアーは左サイドネットに勝利のキックを突き刺した。PK戦4-3。イングランドは苦しみ抜いた末、ベスト8に進出したのである。
しかし、反省しなければならない。グループステージのパナマ戦で猛威を振るったセットプレーも、ストロングヘッダーを揃える相手になると効果は半減する。スターリングはボールコントロールがままならず、デレ・アリは負傷の影響なのか、コンディションが上がってこない。また、ウォーカーは失点につながりかねないボールロストを犯した。チュニジア戦でも不用意なエルボーでPKを与えたように、今大会の彼は集中力を欠いている。気合を入れ直せ。
それでも、多くのメディアが合格点に設定したベスト8はクリアしたのだから、この先は楽しめばいい。幸い、次の相手はスウェーデンだ。典型的なリアクション・フットボール。イングランドは試合を支配できるだろう。数多くの長身選手を擁しているため、セットプレーからの攻略は難しいが、足もとはもろい。ケインが作るスペースに、スターリング、デレ・アリ、ジェシー・リンガードが進入すれば、ゴールは奪える。PK戦までもつれたコロンビア戦の影響も懸念されるとはいえ、スウェーデンはほぼ同じメンバーで4試合をこなした。イングランドの主力はグループステージ第3戦のベルギー戦を休んでいる。体力的なハンデはない。
それにしても……。
大会前は軽視されていたイングランドが、まさかまさかの快進撃。ベスト4も見えてきた。ワールドカップはやっぱり怖い。
粕谷 秀樹
ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。
J SPORTS フットボール公式Twitterをフォローしてフットボールの最新情報をチェック!
あわせて読みたい
-
サッカー フットサル コラム 1
-
サッカー フットサル コラム 1
-
サッカー フットサル コラム 1
-
サッカー フットサル コラム 1
-
サッカー フットサル コラム 0
-
サッカー フットサル コラム 1
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!