アーセナルの新監督はアッレグリが最良の選択か！？

もちろん、ユベントスは抵抗するだろう。アッレグリを失った場合、後任人事は難易度が高すぎる。ゼネラルマネジャーのジュゼッパ・マロッタは「シーズン終了後、監督とミーティングする予定だ。彼が満足できる内容を提示できると思う」と慰留に自信のほどをのぞかせ、アッレグリ本人も否定した。「ユベントスとの契約は2020年6月まで残っている」。

ただ、ひとつのチームを20年以上も率いるケースは稀だ。多くの監督が一定の周期で新しい刺激を求める。ユベントスを率いて4年、イタリアでの監督歴はすでに15年。ネクストチャレンジへの準備は、十分すぎるほど整った。

上層部が大胆な改革を図り、マンチェスター・シティでアシスタントコーチを務めるミケル・アルテタ、ニューヨークシティFCのパトリック・ヴィエラ監督など、サポーターにも求心力のある元キャプテンを招聘すると、いうニュースもある。しかし、チームの実状を踏まえると、経験豊富なアッレグリが最良の選択ではないだろうか。新シーズンは8月下旬開幕予定だ。時間はあまり残っていない。