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サッカー フットサル コラム 2018年3月30日

プレミアリーグ再開。シーズン終盤を迎えた岡崎慎司&吉田麻也の両日本人選手への期待

元川悦子コラム by 元川 悦子
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一方の吉田だが、ケガから復帰して残留争いへの準備を整えているはず。彼もまたインターナショナルウイークは代表に参加しなかったため、コンディションを上げると同時に残り試合でいかにチーム残留へと導くかを熟慮したことだろう。現在のサウサンプトンは総得点29に対して、総失点が44と失点が多いのが気になる。今季上位をキープするバーンリーなどは、総得点は27とサウサンプトンより少ないのに、総失点は26という目覚ましい数字を残している。ビッグ6以外のクラブがある程度の地位をキープしようと思うなら、とにかく守りの修正から入るしかない。そこは百戦錬磨の吉田にはよく分かっているに違いない。

目下、フランス1部最下位のメスにいる川島永嗣、ドイツ・ブンデスリーが1部で17位にいるケルンの大迫勇也など、日本代表の軸を担う面々が残留争いを余儀なくされていることは日本代表にとってもいいことではない。仮にサウサンプトンのチャンピオンシップ降格が決まったら、吉田はメンタル的にも悪い状態でロシアを迎えることになってしまう。それだけは絶対に避けたいところだ。

「ワールドカップ直前のシーズンをどう戦うかが本大会に大きく影響する」と彼は4年前のブラジル大会の時にも話していた。だからこそ、シーズン終盤戦で残留を果たし、自らもレギュラーポジションを奪回して、トップの状態で日本守備の要として戦う必要がある。そういう意味でも吉田の一挙手一投足は大いに気になるところ。さしあたって31日のウエストハム戦で彼はピッチに立つのか否か。そこからしっかりと見ていきたい。

代替画像

元川 悦子

もとかわえつこ1967年、長野県生まれ。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から4回連続で現地取材した。中村俊輔らシドニー世代も10年以上見続けている。そして最近は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)ほか。

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