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このブログについて

プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。

2020年09月27日

フレッシュ・ワロンヌ レースプレレビュー

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」が終了したばかりですが、今年は例年とはまったく違ったレースカレンダーとなっており、このあと「春のクラシック」ならぬ「秋のクラシック」がスタートします!

その一発目となるのが、激坂「ユイの壁」でお馴染みのアルデンヌクラシック「第84回フレッシュ・ワロンヌ」となります。

昨年は、「ユイの壁」でのスプリント勝負を制したジュリアン・アラフィリップ(フランス/ドゥクーニンク)が大会2連覇を飾りましたが、今年もキレの良いアラフィリップの上りスプリントが炸裂するのかに注目が集まります。

ちなみに毎年大集団での「ユイの壁」勝負となる印象のある「フレッシュ・ワロンヌ」ですが、改めて逃げ切り勝利の展開を調べてみると、なんと2003年のアスタルロア(スペイン)の勝利まで遡らなくてはなりません...。

実に17年間アタックが身を結んでいないことになります(汗

ということで恒例の注目選手紹介を行なってみたいと思います。


と、その前に、まずはこのあとイタリア・イモラで開催される「世界選手権ロード」の注目選手も簡単にチェックしておきます。

「9/27 ロード世界選手権2020/男子エリート/258.2km/獲得標高5,000m」

◯Denmark
FUGLSANG Jakob
VALGREN Michael
イル・ロンバルディアを制したフルサンがエース。

◯Slovenia
POGAČAR Tadej
POLANC Jan
ROGLIČ Primož
ログリッチとポガチャルのワンツーフィニッシュはあるか。

◯Italy
BETTIOL Alberto
CARUSO Damiano
MASNADA Fausto
NIBALI Vincenzo
ULISSI Diego
このあとジロ・デ・イタリアに向かうニバリの調子は徐々に上がってきており地元でアルカンシェルに袖を通せるか。

◯Belgium
BENOOT Tiesj
VAN AERT Wout
VAN AVERMAET Greg
WELLENS Tim
ファンアールトと見せかけてツール・ド・フランス後半に調子を取り戻してきたベノートに密かに注目。

◯France
ALAPHILIPPE Julian
MADOUAS Valentin
MARTIN Guillaume
PETERS Nans
フランス勢はどちらかというとツール・ド・フランスの後半にかけて調子を崩していたのが心配。

◯Netherlands
DUMOULIN Tom
OOMEN Sam
TOLHOEK Antwan
エースのデュムランが勝つには独走勝利しかない。

◯Colombia
HIGUITA Sergio
LÓPEZ Miguel Ángel
MARTÍNEZ Daniel Felipe
URÁN Rigoberto
皆にチャンスはあるがスプリント力のあるマルティネスが残るとイケるかもしれない。

◯Germany
SCHACHMANN Maximilian
シャッフマンはツール・ド・フランスで調子が戻ったのか更に落ちたのかどちらでしょう。

◯Spain
BILBAO Pello
DE LA CRUZ David
LANDA Mikel
MAS Enric
SÁNCHEZ Luis León
SOLER Marc
VALVERDE Alejandro
チーム力はナンバーワン。ワンデーで勝つにはやはりバルベルデしかいない?

◯Australia
MATTHEWS Michael
PORTE Richie
フレッシュなマシューズが残れればチャンスは十二分にある。

◯Great Britain
CARTHY Hugh
PIDCOCK Thomas
小さな巨人ピドコックがツール・ド・フランスでのポガチャルに続くヤングミラクルを起こすか。

◯Poland
KWIATKOWSKI Michał
クフィアトコフスキが2度目のアルカンシェルをロックオン。

◯New Zealand
BENNETT George
イタリアと相性の良いベネットが世界戦でよく起こるサプライズ勝利を狙う。

◯Ireland
ROCHE Nicolas
ブレスレットは見つかりましたか?

◯Switzerland
HIRSCHI Marc
ヒルシです。あると思います!

◯Ecuador
CARAPAZ Richard
スプリント力のあるカラパスが残ると可能性あり。

◯Portugal
COSTA Rui
OLIVEIRA Nelson
コスタとしてはバルベルデと一緒にいると良いことがあるかもしれません。

◯United States
KUSS Sepp
MCNULTY Brandon
POWLESS Neilson
クスが勝つには超サバイバルな展開が必要?

◯Kazakhstan
LUTSENKO Alexey
ルチェンコが入る逃げが決まると怖い存在。

◯Canada
WOODS Michael
好調のウッズが優勝候補。

◯Latvia
SKUJIŅŠ Toms
大逃げが残る展開になると可能性はある。

◯Japan
ARASHIRO Yukiya
コンディションを上げてきた新城選手が自己最高順位を狙う。


続きまして本題、フレッシュ・ワロンヌの注目選手です。

「9/30 第84回フレッシュ・ワロンヌ/202km」

◯AG2R La Mondiale
COSNEFROY Benoît
VUILLERMOZ Alexis
絶賛売り出し中のメガネ男子コヌフロワがメガネを外してユイの壁に挑む。

◯Team Arkéa Samsic
BARGUIL Warren
いろいろあるアルケアは走りで疑惑を払拭したいところ。

◯Astana Pro Team
LÓPEZ Miguel Ángel
LUTSENKO Alexey
IZAGIRRE Gorka
来季AG2Rに移籍予定のロベスは大佐への置き土産を用意したい。

◯Bahrain - McLaren
TEUNS Dylan
CARUSO Damiano
LANDA Mikel
上りスプリントになればトゥーンス。ランダは早めのアタックを選択か?

◯BORA - Hansgrohe
KÄMNA Lennard
KONRAD Patrick
ツール・ド・フランスでステージ優勝を飾ったケムナは激坂スプリントへの適性はあるのか?

◯CCC Team
DE MARCHI Alessandro
GESCHKE Simon
逃げるしかない。

◯Cofidis, Solutions Crédits
HERRADA Jesús
EDET Nicolas
恐らく序盤の逃げに乗ってくる作戦か。エラダの上りスプリントでは難しい。

◯Deceuninck - Quick Step
ALAPHILIPPE Julian
JUNGELS Bob
DEVENYNS Dries
ツール・ド・フランス→世界選手権→フレッシュワロンヌと連戦のディフェンディングチャンピオンのアラフィリップのコンディションはいかに。

◯EF Pro Cycling
HIGUITA Sergio
MARTÍNEZ Daniel Felipe
URÁN Rigoberto
スプリント力のあるイギータとマルティネスに向いている気もするがいかんせん坂が短か過ぎるか。

◯Groupama - FDJ
MADOUAS Valentin
REICHENBACH Sébastien
日に日に強くなっている印象のあるマデュアスに期待。

◯Israel Start-Up Nation
HERMANS Ben
MARTIN Dan
全盛期のマーティンであれば上りスプリントは得意分野だが現在は若干厳しい。

◯Lotto Soudal
WELLENS Tim
トレーニング中の怪我でツール・ド・フランスを欠場したウェレンスのコンディション次第。

◯Team Jumbo-Visma
KUSS Sepp
DUMOULIN Tom
DE PLUS Laurens
十分に強力なメンバーだが「ユイの壁」で前に上がるのは厳しそう。

◯NTT Pro Cycling
GASPAROTTO Enrico
GIBBONS Ryan
KREUZIGER Roman
「脚質デジタル」を払拭したいところ。

◯INEOS Grenadiers
KWIATKOWSKI Michał
BERNAL Egan
MOSCON Gianni
SIVAKOV Pavel
ベルナルは本当に出場するのでしょうか。

◯Movistar Team
PRADES Eduard
過去5勝の実績を誇るバルベルデさんは欠場となりました。

◯Mitchelton-Scott
YATES Adam
ALBASINI Michael
ツール・ド・フランスでは徐々にコンディションを上げていたアダムに期待。

◯Team Sunweb
HIRSCHI Marc
ヒルシです!こちらもあると思います!

◯Trek - Segafredo
PORTE Richie
SKUJIŅŠ Toms
ツール・ド・フランスで念願の表彰台に上がり来季イネオスへの移籍が発表されたポートはそれほどやる気は見せない気もします...

◯UAE-Team Emirates
COSTA Rui
POGAČAR Tadej
ULISSI Diego
HENAO Sergio
かなり強力なメンバー。ポガチャルが出来立てホヤホヤのアルカンシェルを着て「ユイの壁」をトップで駆け抜けるというおとぎ話を見てみたい!

◯Circus - Wanty Gobert
BAKELANTS Jan

◯Sport Vlaanderen - Baloise
SPRENGERS Thomas

◯Bingoal - Wallonie Bruxelles
VANENDERT Jelle

◯Team Total Direct Energie
CALMEJANE Lilian

◯Alpecin-Fenix
VAKOČ Petr

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