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このブログについて

プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
主幹調査役
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在はツアー・オブ・ジャパン大会ディレクターとしてレース運営の仕事に就いている。

2020年06月29日

時代ごとの強さ

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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YouTubeなどを含む各種SNSで1970年代〜1980年代(私が多感だった頃)の画像や映像が流れてくるとつい手を止めて見入ってしまうことがあります。

それらを見て感じることというのは、「人間のやっていることは基本的にあまり変わっていないなあ」という部分だったりします。

もちろん、テクノロジーが大きく進化しているので、ビジネスなどを進める上での細かいプロセスは大幅に変化しています。

しかし、ベースは人間が持つ「本能(欲)」を追い求める行為が昔から延々と繰り返されているだけで、基本的な部分は殆ど変わっていないように感じます。

むしろ、昔の自転車ロードレースの画像や映像などを観て思うことは、現在ほどのテクノロジーがないなかで、よく「ツール・ド・フランス」の様な大規模なスポーツイベントなどを開催できていたなという驚きだったりもします。

携帯電話(スマホやタブレット)もない、ノートPCもない、当然モバイルでのデータ通信もできない...

そんな環境下で、根本のビジネスモデルはいまと同様のスポーツイベントをまわしていたわけですから、ある意味で驚異的だったりもします。

最近は、テクノロジーについていけない50代のおじさん達を「5G(ファイブジー/高速データ通信)」ならぬ「50G(フィフティー爺/コスパの悪い人材)」と揶揄する表現を見かけたりもしますが、一方で、見方によってはテクノロジーなしでも巨大なプロジェクトをまわしてきたある種のバイタリティは持っているわけでして、現代の「テクノロジー」と「50Gバイタリティ」をうまく掛け合わせることができれば、もしかすると未知の化学反応を生み出すことができるのかもしれません。

まあ、「50G」と呼ばれてしまう皆さんの問題の本質が、変わろうとしない、学ぼうとしないというところだったりもするので、まずはそこを改善してもらえないとなかなか先には進めなかったりもするのですが...。

少し前にベルナール・イノーさん(現在65歳/ツール・ド・フランス5勝のレジェンド)がインタビューで、「私が現代にやってきてもツールで5回勝つ自信はあるが、逆にフルームが我々の時代にやってきたら恐らくツールで1勝もできないだろう」と語っていたのがとても印象に残っています。

ちなみに冒頭の1970年代〜1980年代の画像や映像を見ていると、イノーさんが、記者やカメラマン、デモ隊などにパンチを食らわしているシーンなどが結構流れてきす...汗

現代であれば完全にアウトですが、一方で、今とは求められる強さやインテリジェンスの種類が異なっていたのかもしれません。

そして話は戻りますが、もし、ベルナール・イノーさんやエディー・メルクスさんなどのレジェンドと呼ばれる偉大な選手たちが現代に現れ、最先端テクノロジーと融合したならば、本当にとんでもない化物選手が生み出される様な気がします。

時代ごとに求められる能力や強さというのは日々刻々と変化し続けています。

そして、テクノロジーが発達していない時代に物事をまわせた能力というのは一つの強みであり、現代の若者たちがなかなか習得できない能力の一つともいえます。

今後もし、デジタルツールが一切使えなくなる様な大規模な災害が起きたならば、デジタルエリートな若者の強みはほぼ役に立たなくなり、逆にお爺さんたちの生きる知恵の方が社会で必要とされるかもしれません。

今回のブログは色々と内容がとっ散らかってしまいましたが、結局なにが言いたいのかというと、自分(アラフィフ)も含めて「50代もっとがんばれ!(変化を受け入れてもっと進化していきましょう!)」です。

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