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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
かねてから噂に挙がっていたフルームの移籍問題が、ここにきてより現実味を帯びてきています!
ここ数日、複数のメディアでその可能性が報じられています。
ウワサの内容は以下の通り。
◯移籍先チームはイスラエル・スタートアップネイション
◯今シーズン中の移籍(もちろんツール・ド・フランス前)
◯期間は3年契約(フルーム35歳〜37歳)
◯理由はもちろんイネオスのエースは誰なんだ問題
まだどうなるかはわかりませんが、いつも前のめりの本誌では、「どこよりも早いイスラエルのツール・ド・フランスメンバー」を考察していきたいと思います。
1. クリス・フルーム(35)オールラウンダー
2. ダニエル・ナバーロ(36)クライマー
3. ニルス・ポリッツ(26)ルーラー
4. ベン・ヘルマンス(34)オールラウンダー
5. ダン・マーティン(33)オールラウンダー
6. マティアス・ブランドル(30)ルーラー
7. アレックス・ドーセット(31)ルーラー
8. レト・ホレンシュタイン(34)ルーラー
あえて、グライペルやチモライなどのスプリンターを外してメンバーを組んでみましたが、これではトーマス&ベルナルコンビのイネオスを倒せるイメージが全く湧きません...
今年のツール・ド・フランスのコースはクライマー向きなので、アシストの力を借りずに単騎でもある程度は戦えるとは思いますが、それでも総合優勝を狙うのであればやはりチーム力はとても重要な要素となります。
そもそもフルームは、パリでの総合表彰台ではなくて総合1位を狙いたいからこそ移籍するわけでして、2020年のみを考えた場合は、イネオスに残ってトーマスとベルナルが喧嘩をしている隙に総合優勝を狙う方がより現実的なように感じます。
一方、イスラエルは、2021年シーズンに更なる大型補強を考えている気配があるので、フルームは2021年シーズンを見据えて早めの準備という意味での移籍を考えている可能性はあります。
いずれにしましても、まずは正式な発表を待ちたいと思います。