最近のエントリー
カテゴリー
アーカイブ
このブログについて
【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
本日は、8月10日(土)〜11日(日)に大分市内で開催される「OITAサイクルフェス!!!2019」の実行委員会に参加するために大分入りしておりました。
今年は「ラグビーワールドカップ2019日本大会」の影響で同大会の開催時期が例年よりも2ヶ月ほど前倒しとなります。
昨年、念願のUCIレース化でスケールアップを果たした同大会ですが、今年も「8/10(土)おおいた いこいの道クリテリウム(UCI-クリテ)」、「8/11(日)おおいたアーバンクラシック(UCI-1.2)」と、2日間に亘って九州最大級の質の高い国際レースが開催されます。
ちなみにUCIレース初年度となった昨年の「おおいた アーバンクラシック」を制したのは若手のホープ石上優大選手(VCエクサンプロヴァンス/EQADS)でしたが、今年は日本ナショナルチームの欧州遠征のため残念ながら未出走となります...。
しかし!その石上選手は7月25日にスペインで開催された「第96回 Prueba Villafranca-Ordiziako Klasika(UCI-1.1)」で7位となり、U23最優秀賞を獲得するという素晴らしいリザルトを収めています。
1位 VALLS Rafael/Movistar Team
2位 DEL PINO Jesus/Vito-Feirense-Pnb +29s
3位 LÓPEZ-CÓZAR Juan Antonio/Euskadi Basque Country - Murias
4位 BOL Jetse/Burgos-BH
5位 CHERNETSKI Sergei/Caja Rural - Seguros RGA
6位 PEDRERO Antonio/Movistar Team
7位 ISHIGAMI Masahiro/Japan
8位 BRAVO Garikoitz/Euskadi Basque Country - Murias
浅田監督の秘蔵っ子として若年代から本場ヨーロッパでのレース活動を続け、「飛び級」や「抜け道」などを使わずに徐々に目標の「プロ選手」へと近づいているわけですが、五輪代表選考ランキングに於いても「係数」の高いヨーロッパツアーでのUCIポイント獲得により、一気に2位にまでその順位を上げています。
一方、異様な盛り上がりをみせている世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」は、残すところあと3ステージとなっています。
僅差の総合争いについては、今夜と明日のアルプス頂上フィニッシュ2連発で決着がつくことになるので、サイクルロードレースファンとして絶対に「見逃せないレース」となります。
まずは「ツール・ド・フランス」の最終決戦、そしてそのあとは「日本代表欧州遠征」に注目していきたいと思います!