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このブログについて

プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。

2018年06月13日

勝ててるチームとそうではないチーム

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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2018年シーズンも中盤に差し掛かり、いよいよ世界最大の自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」開幕まで3週間ちょっととなってきました。

ここで、このタイミングでの今シーズン「勝ててるチーム」と「そうではないチーム」をチェックしていきたいと思います。

◯ワールドチーム
1位 Quick-Step Floors 38勝(2位=17回)
2位 Mitchelton-Scott 27勝(2位=26回)
3位 Team Sky 25勝(2位=14回)

◯プロコンチネンタルチーム
1位 Cofidis, Solutions Crédits 15勝(2位=10回)
2位 CCC Sprandi Polkowice 13勝(2位=16回)
3位 Direct Energie 13勝(2位=8回)

◯コンチネンタルチーム
1位 Sovac - Natura4Ever 18勝(2位=12回)
2位 Minsk Cycling Club 11勝(2位=7回)
3位 Torku Sekerspor 10勝(2位=14回)
11位 Kinan Cycling Team 6勝(2位=3回)

一方、勝ててないチームをチェックしてみると...

◯ワールドチーム
16位 Team EF Education First-Drapac p/b Cannondale 3勝(2位=6回)
17位 Dimension Data 3勝(2位=5回)
18位 Team Katusha - Alpecin 3勝(2位=4回)

ちなみに現時点に於けるワールドチームランキングは以下のようになっているので、勝利数とチームランキングにはある程度の相関性があることがわかります。

1位 Quick-Step Floors
2位 Mitchelton-Scott
3位 BORA - hansgrohe
...
16位 Groupama - FDJ
17位 Team Katusha - Alpecin
18位 Dimension Data

更に昨シーズン終了時点と比べて勝利数が増えているチームとそうではないチームをチェックしてみると...

◯2017年終了時点勝利数
18位 Bahrain Merida Pro Cycling Team 12勝(2位=17回)
 ↓
現時点10位 Bahrain Merida Pro Cycling Team 14勝(2位=11回)

9位 Dimension Data 25勝(2位=21回)
 ↓
現時点17位 Dimension Data 3勝(2位=5回)

尚、2013年から2017年まで5年連続でルフェーブル氏のクイックステップが最多勝利チームとなっているわけですが、今シーズンもこのままいくと最多勝利チームのタイトルは安泰な状況となっています。

ちなみにこの10年間のシーズン最多勝利数は2014年の61勝で、この年は、ボーネン、クヴィアトコウスキー、カヴェンディッシュ、トニー・マルティンなどが中心となって勝利を量産していました。

今年はこの記録に迫る勢いで勝ち星を挙げているクイックステップですが、シーズン終了時点での各チームの勝利数がどうなっているのかに地味に注目していきたいと思います。

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